来る12月13日、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦を実施予定である。日本が世界に誇る「モンスター」は、このビッグマッチに勝利すれば、スーパーバンタム級へ昇級する見通しを示しており、それに伴って空位となる王座の行方にも、ボクシング界の関心は高まっている。

 【動画】いざ、4団体王座統一へ! 井上尚弥のKOシーンをプレイバック

 現地時間11月8日、英専門メディア『iD Boxing』は、公式ツイッターを更新し、6日のWBC総会に出席したマウリシオ・スレイマン代表のコメント映像を掲載。下馬評でも優位と見られている井上について、「階級を上げる可能性がある」と前置きしたうえで、「空位となる王座をふたりのファイターが争うことになる」と今後の動きが示唆された。

 そこで名前を挙げられているのが、WBC同級1位と発表されたジェイソン・モロニー(オーストラリア)、そして同2位のノニト・ドネア(フィリピン)だ。動画内では、スレイマン氏が、プロモート会社『Probellum』のリチャード・シェーファーCEOに対し、今回のランキングについて確認する様子が収められている。
  加えて現地9日には、今年6月の3団体統一戦で井上に敗れたドネアが、公式ツイッターを更新。『iD Boxing』の投稿をリツイートした上で、WBCとシェーファー氏、そして妻でありマネージャーのレイチェル・ドネア氏に対して、「ランキングを上げてくれたことに深い感謝を捧げる」とメッセージを記し、周囲への思いを表現していた。

 一方、 WBOでも1位に位置しているモロニーは先月、ナワポーン・ソー・ルンビサイ(タイ)に3‐0の判定勝ち。2020年10月の井上戦で7回KO負けを喫してから4連勝と、順調な立ち直りを見せている。果たして今後、バンタム級の行方はどうなっていくのだろうか。井上の次戦とともに、周囲の動向からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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