現地時間11月9日、ブンデスリーガ第14節が行なわれ、アイントラハト・フランクフルトは4対2でホッフェンハイムを下して、リーグ戦4位に浮上した。

 試合は開始6分で動き、ホームのフランクフルトは鎌田大地が左サイドからペナルティーエリアにドリブルで侵入し、倒れながらジブリル・ソウにパス。ダブルボランチの相棒は巧みなドリブルでDFをかわして先制のシュートを放った。その2分後には、イェスパー・リンストロームのミドルを相手GKが弾いたところをランダル・コロ・ミュアニが詰めて追加点を奪う。
  さらに29分、コロ・ミュアニの左からのスルーパスを受け、ジュニオール・ディナ・エビンベが狭いコースを突くダイレクトシュートでリードを3点差に広げる。しかし37分、46分とホッフェンハイムに連続ゴールを許し、1点差に迫られるフランクフルトだったが、56分にコロ・ミュアニのマイナスのクロスを受け、リンストロームがダメ押しとなる4点目を挙げる。これ以降はリードを守り切り、勝点3を獲得した。

 前節アウクスブルク戦では体調不良でメンバーを外れた鎌田は、スタメンに復帰。欠場するまで公式戦3試合連続で決めていたゴールは、今回奪うことができなかったものの、チームを勢いに乗せる立ち上がりの先制点をアシストするなど、目に見える結果を残してみせた。3点目の場面ではコロ・ミュアニにパスを通し、他にもチャンスに絡んだ背番号15は自身のSNSで試合の写真を公開し、喜びを表わしている。
  独サッカー専門誌『Kicker』は、「ふくらはぎを負傷したセバスティアン・ローデに代わって中盤でプレーしたカマダは、完璧にスピードを上げ、ホッフェンハイムDF陣を適切に揺さぶった」と日本人選手の好プレーに言及。また、ドイツの通信社『dpa』は「フランクフルトは熱心に攻撃を仕掛け続け、カマダはマリオ・ゲッツェとともに、相手にとって危険な攻撃を繰り返した」と報じた。

 続いてフランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は、個別評価の記事で「カマダはエレガントさと巧妙さを兼ね備えた、下がり目の主役。1点目と3点目においては、直前に決定的な仕事を果たした。ドイツ代表のハンジ・フリック監督は、カタール・ワールドカップの最初の試合で、この日本人選手に細心の注意を払う必要がある」と、日本代表選手としての側面にも言及して、鎌田の存在の大きさを強調した。
  同じく地元紙の『Frankfurter Allgemeine Zeitung』は、「今回、カマダはゴールもアシストもなかった(同紙の見解)。しかし、その技術と視野の広さにより、依然として先導者として君臨している」と、やはりこちらも日本人選手の影響力と貢献ぶりに言及している。

 最後にフランクフルトが所在するヘッセン州の日刊紙『Hessenschau』は、「試合後、ソウが『前半は素晴らしかった。ホッフェンハイムを戸惑わせた』と語った通り、フランクフルトの攻撃の質には驚くべきものがある。電光石火のリンドストローム。洗練されたカマダ、華麗なゲッツェ、並外れたコロ・ミュアニ、アンスガー・クナウフ、ディナ・エビンベ、ソウ……。同クラブがこれほどまでに熱狂的なチームを擁したのは、1990年代前半以来のことだ」と、鎌田を含む各選手に向け、このチームを歴史的だと称賛した。

構成●THE DIGEST編集部

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