ボクシング界のレジェンド戦士が、再起へ向けて闘志を燃やし続けている。去る6月7日、さいたまスーパーアリーナで現WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を行ない、2回TKOの完敗を喫した元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)だ。

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 現地時間11月10日、メキシコ・メディア『Publimetro Mexico』は、現在アカプルコでトレーニングを重ねているドネアのインタビュー記事を掲載。そのなかで39歳のレジェンドはボクシング界に関する質問に応じ、「タイトル獲得へ向けて準備していきたい」などと、今後へ向けたキャリアの見通しを明かしている。
 
 先日は、WBC年次総会に出席したドネア。もし井上が12月のWBO王者ポール・バトラー(英国)戦に勝利し4団体統一を実現階した場合、階級上げに伴って4つのベルトは返上される。その際にドネアは、空位となる王座をかけジェイソン・モロニー(オーストラリア)と行なう可能性が示唆されている。これに対して、本人も感謝のツイートを投稿していた。
  今回のインタビューでドネアは、改めてタイトル獲得へ向けて、「まずモロニーと対戦しなければならない」としたうえで、「この試合を確定させ、あとはイノウエがまた王者となるのを見届けられるかどうかだ」とコメント。「来年に向けて準備し、その先も見ていきたい」と慎重な姿勢も示している。
 
 さらに「引退は近づいているのか?」という質問には、「あまり話したくない」と返し、「もしそうなれば、ファンや応援してくれた人たちに感謝するつもりだ」と言及。これまで数多の猛者との激闘を勝ち抜いてきたファイターは、まだまだボクサーとしての火は消えていないようだ。
 
 井上戦のショッキングな敗北を経て、果たして次戦ではどんなパフォーマンスが見られるだろうか。年を重ねてもなお、戦い続けるベテランの再起に期待したい。
 
構成●THE DIGEST編集部

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