現地時間11月12日、NBAでは8試合が行なわれ、2022−23シーズンが開幕してから全30チームが12試合以上を終えた。

 今季はここまで7選手が平均30.0点を超えるスコアリングショーを見せており、1位のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/34.3点)は開幕から9試合連続で30得点以上、7位のケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/30.5点)は13試合連続で25得点以上をマーク。リーグでも指折りのスター選手たちが、その実力を存分に発揮している。

 そして忘れてはならないのが、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムだ。今季でキャリア6年目を迎えた24歳の生え抜きエースは、12日のデトロイト・ピストンズ戦でシーズンハイの43得点に10リバウンド、3アシストと暴れ回り、チームを117−108で勝利へと導いた。
  2連戦の2日目ということもあり、この日セルティックスは開幕から欠場を続けるロバート・ウィリアムズ三世、ダニーロ・ガリナーリに加えてジェイレン・ブラウン、アル・ホーフォード、マルコム・ブログドンも欠場。そんな状況下だけに、大きな勝利と言えよう。

 18得点、10アシスト、5スティールの活躍を見せたマーカス・スマートが「今夜の俺たちは人数が欠けていた。だが多くの選手たちがステップアップしてくれたんだ。これこそ本物のチームってやつさ」と話したように、グラント・ウィリアムズが19得点、10リバウンド、デリック・ホワイトが12得点、4アシストで勝利に貢献。

 6連勝を飾ったセルティックスは、10勝3敗(勝率76.9%)でイースタン・カンファレンス2位。イースト首位かつリーグトップのミルウォーキー・バックス(10勝2敗/勝率83.3%)とは、0.5ゲーム差という好位置にいる。

 そしてテイタムはリーグ3位の平均32.3点に7.2リバウンド、4.1アシスト、1.3ブロックと攻守両面で大暴れ。フィールドゴール成功率50.0%、3ポイントは平均成功数3.7本、フリースロー成功率87.2%と平均成功数7.8本はいずれもキャリアハイと、アグレッシブなプレーが光る。 ピストンズ戦を終えて、総得点420はリーグトップ。テイタムは「今シーズンは間違いなくベストな形で始めることができている」と自信を見せていた。

「昨シーズンのプレーオフで僕らが勝ち続けた時みたいにプレーできている気がするね。こんな形でシーズンをスタートさせることができて最高さ」
  テイタムはこの試合でも、目の前に誰がいようとお構いなく、自信満々にショットを打ち切り、それがことごとくリングに吸い込まれていった。自身のタイミングとシュートタッチを掴んでおり、どこか余裕さえも感じられるプレーぶりだった。

 レギュラーシーズンはまだ序盤戦で、これから先も続いていくのだが、テイタムは「プレーしていて楽しいんだ」と話していることから、今季はかつてないほど充実していると言っていいだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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