列島を巻き込んだ“狂騒”を起こしたレジェンドファイターは、今度は中東の地で観客を大いに沸かせるショーを見せつけた。

 現地時間11月13日、元プロボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)が、5戦目となるエキシビションマッチに臨み、英国の“カリスマYouTuber”デジ・オラトゥンジを6回TKOで破った。

 45歳の元世界チャンプは「軽くやる」という公言通りに一方的なエンターテインメントを提供した。今年9月にさいたまスーパーアリーナで対決した朝倉未来戦と同様に、マイペースに会場入りしたメイウェザーは、開戦後も余裕綽々。序盤からノーガードで前進しながら小躍りを披露してデジを煽るなど、まさにやりたい放題だ。

 終始、主導権を握って、遊びながらデジと対峙したメイウェザーは、やや反撃を受けた6回に突如として、ギアを上げる。猛然と鋭いパンチの連打を浴びせると、最後は渾身の左フックを浴びせて決着をつけた。

 試合後に左目の下を赤く腫らしながらも、「これも娯楽の一部だ。誰もがこういうエンターテインメントを見たがっていた」と余裕を見せつけるように語り、上機嫌で会場を去ったメイウェザー。終始、お遊び状態だったレジェンドのエキシビションには各国メディアも小さくない反響を見せている。
  世界のありとあらゆる格闘技情報も発信する英スポーツラジオ局『talk SPORT』は「リング上で踊ったり、相手を挑発したり……。メイウェザーの奇妙なエキシビションだった」とレポート。さらに「50戦無敗のレジェンドがYouTuberをあしらうことは予想通りの展開だったが、やりたい放題のさまは面白かった」と振り返った。

 また、英紙『Mirror』は、「デジの健闘は称えるべきだ。少なくとも目が黒いままリングから降りられたのだから」と母国屈指の人気YouTuberに皮肉交じりの賛辞を送ったうえで、「メイウェザーのショーは今回も奇妙だったが、成功したと言えるはずだ」と伝えた。

 朝倉未来戦後に「この先は自分のやりたいようにやって、挑みたいやつを選ぶ。そして、楽しく世界中のファンにエンターテイメントを届ける」と今後の活動を見通していたメイウェザー。その言動の真意は定かではないものの、45歳のレジェンドが、まだまだ稼ぐつもりなのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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