2022年シーズンの全日程を終了したメジャーリーグは、個人各賞の発表が連日のように行なわれている。そうしたなかで、いよいよ両リーグのMVP発表も直前に迫り、現地では受賞の行方を巡る議論がますます熱を帯びている。
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 識者たちからの意見も相次いでいる。米コラムニストのジョン・グロホフスキー氏は現地11月15日に、米紙『Chicago Sun-Times』に寄稿した記事で、MVPの両リーグ最終候補をあらためて紹介。そのなかでアメリカン・リーグの受賞者をアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とした。

 レギュラーシーズンでア・リーグ新記録となる62本塁打と打ちまくり、同リーグMVPにふさわしい打棒を披露したジャッジ。グロホフスキー氏は、「史上最も偉大な野球選手」とされるバリー・ボンズを引き合いに、「ボンズがメジャーの投手陣を圧倒して以来、最も攻撃的なシーズンの一つだった」と、ニューヨークの怪物スラッガーに高評価を下している。
  また、米データサイト『FanGraphs』が算出したWARが「11.4」だった点を紹介した同氏は、「ボンズが2004年に記録したWAR11.9以来、最も高い数値だ」と強調。さらに207wRC+(打者がリーグ平均に対し、どれだけ得点を産み出したかがわかる指標)に関しても、「04年にボンズが記録した233wRC+以来の高水準」と伝えた。

 一方、対抗馬と目される大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)については、「二刀流による貢献で支持を得るだろう」と言及。打者としての34本塁打、95打点、3.8WAR、142wRC+、投手としての15勝9敗、防御率2.33、5.6WARといった好成績を称えながらも劣勢予想は変わらないようで、「今回はジャッジの年だ」とまとめている。

 ジャッジ、大谷に加え、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)もファイナリストとして残っているア・リーグのMVPレースだが、果たして最終結果はどうなるのだろうか。現地時間11月17日の発表まで、残りわずかだ。

構成●THE DIGEST編集部

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