“二刀流”大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞争いで4位に入った。投手だけでなく打者も務める彼が同賞の票を獲得したのは、メジャー5年目にして初めての出来事だ。

【動画】2HR&8打点の翌日に自己最多13K。大谷翔平の“神ピッチ”を振り返る

 34本塁打(AL4位)、95打点(AL7位)の数字を残し、OPS.875(AL5位)をマークするなど打者としても存在感をアピールしてきたサムライは、マウンドに上がれば15勝(AL4位タイ)、防御率2.33(AL4位)、219奪三振をマーク(AL3位)と圧巻の投球を見せた。

 ファイナリスト3人の顔ぶれが発表された時点で大谷は候補外であったため、ファンは半ば諦めモードだった。だが蓋を開けてみれば、2位を9票、3位を7票、4位を12票、5位を1票得ており、5位以下を大きく引き離しての4位だったのだ。

 全会一致で1位票を獲得したジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)を除けば、投票者の意見が分かれたことからも、大谷が2位や3位に入った可能性もあったのだろう。
  4位という結果に不満の声が上がるなか、彼の偉業を称える意見もある。元オークランド・アスレティックスで投手であり、現在は米専門局『ESPN』でアナリストを務めるダラス・ブレイデン氏は、「指名打者でもある男が、最優秀投手賞で4位に入ったなんて信じられるか?」と投手専念の選手とは明らかに価値が違うことを説明したうえで、「3年前なら、クレイジー呼ばわりされた」と続けた。

 さらに同氏は「昨年は今までにない最高の野球シーズンを見た…今シーズンまでは。同じ男によって塗り替えられたけど」と“二刀流”のパフォーマンスを絶賛した。

 投手だけで言えば4位に甘んじたスターだが、アメリカン・リーグMVPは昨季に続きファイナリスト3人に入っている。運命の発表は日本時間18日だ。果たして2年連続の受賞となるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】大谷翔平に圧勝したジャッジの“MVP受賞”。「簡単に上回った」怪物の選出に驚きの声も「オオタニとの差はあまりに大きかった」

【関連記事】「壮大すぎて、理解し難い」2年連続MVP候補となった大谷翔平に米記者は脱帽! 屈辱が続いたエ軍には「悲劇」と糾弾

【関連記事】大谷翔平が花巻東高時代に続けたルーティンワークに脚光! 米メディアが「驚くべき日課」と称えた“所作”とは?