カーメロ・アンソニーと言えば、“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と同じ2003年ドラフト組で、長年NBAの顔の1人として君臨してきたスーパースターだ。

 しかし、FA(フリーエージェント)となった今夏は契約先が見つからず、2022−23シーズンが開幕して1か月が経過した今もフリーの状態が続いている。そのなかで、かつて選手とHC(ヘッドコーチ)の関係にあったマイク・ウッドソンは、38歳となった現在もNBAでプレーするに値するだけの力を持っていると太鼓判を押している。

 カーメロはレイカーズでプレーした昨季、69試合(うち先発3試合)に出場してチーム5位の平均13.3点、3ポイント成功率37.5%をマーク。途中出場から2桁得点を連発し、33勝49敗でプレーオフ進出を逃したレイカーズにおいて数少ない光明となっていた。

 今年5月に38歳となり、かつての爆発的な得点力を見せることは少なくなったが、ここ数年で3ポイントの精度に磨きをかけ、ベンチスコアラーとしての地位を開拓。オフにFAとなったがNBAでの新天地は決まらず、台湾リーグの台南TSGゴーストホークスが交渉中との報道も浮上中だ。台湾は、昨季レイカーズで一緒にプレーしたドワイト・ハワードが桃園(タオユアン)レオパーズと契約を結んだ地でもある。
  しかし、2011−12シーズンの途中から2年半ニックスで師弟関係にあり、現在はNCAAディビジョンⅠのインディアナ大を率いるウッドソンHCは、『SiriusXM NBA Radio』で、カーメロはNBAチームのロースターにいるべきだと主張している。

「私がまだNBAでコーチ業をしていたら、彼は私のチームにいるだろう。カーメロ・アンソニーがこのリーグに全身全霊を注いできたことをリスペクトしている。タレント性、能力に疑いの余地はない。どこかのチームがNBAに戻るチャンスを与えるかもしれない。

 ベンチスタートだとしても、まだ一晩で15〜20得点をあげられる。数年間、評判が悪い時期もあったけど、彼のことが好きだし、またプレーする姿を観たい。ゲームに好影響をもたらしてくれるはずだ」

 NBAキャリア19年、通算1260試合出場、歴代11位の2万8289得点を誇る希代のスコアリングマシンは、今季いったいどこでプレーするのか。その一挙手一投足に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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