「僕を信頼してくれて最高のパスをくれる」古巣相手に大活躍の渡邊雄太が同僚に感謝!「チームとしての努力のおかげ」<DUNKSHOOT>
2連勝のネッツでは、ケビン・デュラントが26得点、7リバウンド、7アシスト、ベン・シモンズが今季最多の22得点に8リバウンド、5アシスト、出場停止処分明けとなったカイリー・アービングが14得点、5リバウンド、ジョー・ハリスが13得点、ロイス・オニールが12得点、5リバウンド、8アシスト、セス・カリーが10得点、5リバウンド、5アシストを記録。
もっとも、この試合の第4クォーターで最も多くの点を奪い、ヒーローになったのは渡邊雄太だった。今季、無保証契約でネッツ入りした28歳のフォワードは、4本連続で3ポイントを沈めてこのクォーターだけで一挙12得点。
最終的に渡邊は24分41秒コートに立ち、フィールドゴール66.7%(6/9)、3ポイント66.7%(4/6)で計16得点に3リバウンド、3アシストで勝利に大きく貢献。第4クォーターに披露した3ポイントショーでネッツはリードを広げ、試合後のインタビューにも登場した。
「チームメイトたちが僕を信頼してくれています。彼らが最高のパスをくれて、オープンショットが打てるんです。これはチームとしての努力のおかげです」
4試合連続の2桁得点は渡邊にとってキャリア最長。第3クォーター中盤にはオニールのドライブとの合わせからレイアップ、同クォーター終盤には相手のターンオーバーから走り込み、デュラントのアシストからレイアップを決めた。
そして第4クォーターも、シモンズのクロスコートパス、カリーのパス、シモンズのバウンズパス、デュラントのアシストから躊躇なく長距離砲を放って見事に決め切った。
今季の渡邊は14試合に出場し、平均18.2分、8.1点、2.9リバウンドにフィールドゴール60.9%、そして3ポイント成功率は57.1%(平均1.7本成功)でリーグトップの数字をマークしている。
また今月は平均11.6点、4.0リバウンド、フィールドゴール61.8%、3ポイント57.6%と乗りに乗っている。絶好調の背番号18は、引き続きネッツの勝利に貢献できるか要注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)