2022年のF1最終戦アブダビ・グランプリにおいて、アルファタウリの角田裕毅はポイント獲得を目指して奮闘したが、惜しくもあと一歩及ばず11位でレースを終えている。

 11番手グリッドからスタートしたレースで、彼は堅実なドライビングを見せ、AT03のポテンシャルを十分に引き出したと言えるが、最終スティントではソフトタイヤが最後までもたず、入賞圏内には手が届かなった。

【動画】今季最終戦を飾ったのはフェルスタッペン! 2位争いも最後まで白熱 昨季は安定したドライビングと見事なオーバーテイクで上位を走り、あと一歩で表彰台という自己最高の4位フィニッシュを果たしたアブダビで、今季を象徴するようなレースで1年を締めくくることとなった角田だが、海外の多くのメディアはこのシーズン最後のレースを軒並み高く評価している。

 英国のF1専門サイト『CRASH』は10点満点の採点で「7」と高めの数字を角田に与えており、「アブダビでの角田は、アルファタウリのマシンの力を最大限に引き出した。再び、チームメイトのピエール・ガスリーよりも速く走り、ポイント圏内にわずかに届かない11位でフィニッシュした。日本人ドライバーにとって、立派な前進の締めくくりとなった」と記述。同国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「6」と採点は及第点止まりも、寸評は以下のようにポジティブなものとなった。

「予選ではQ3進出もあり得たが、シケインでのブレーキングのロックアップによって12番手。しかし、ガスリーに対して決定的なペースでのアドバンテージを有していた。決勝は第1スティントで11番手を維持してポイント圏内争いを展開したが、ランス・ストロール(アストンマーティン)のアンダーカットを許し、2度目のピットインでも1つ順位を落としたことで、ルイス・ハミルトン(メルセデス)らのリタイアがあったものの、11位フィニッシュ。とはいえ、結果以上にシーズンを締めくくる良いパフォーマンスだった」

 同じく英国のF1専門サイト『planetf1』は、「39周目にソフトタイヤに交換した後、アストンマーティンに接近したアルファタウリのドライバーは、セバスティアン・ヴェッテルの最後の輝きを台無しにする可能性もあったが、このコンパウンドで19周を走り切るのは難しく、終盤でのダニエル・リカルド(マクラーレン)やヴェッテルとのバトルからは遠ざかることとなった」として、採点は「6.5」を与えている。
  英国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は「7」と高く、寸評でも「角田による力強い好レース。彼は来季、ガスリーからバトンを引き継ぐことになるが、新しいチームメイト(ニック・デ・フリース)とともに何を見せられるかが、非常に興味深い」と、2023年に向けての期待も示した。
  続いてオランダのF1専門サイト『GPBLOG』も同じく「6.5」で、「アブダビでの角田はアルファタウリを駆ってやれることを全てやったが、残念ながらトップ10にはわずかに届かなかった。レースの終盤、ソフトタイヤを履いてヴェッテルにプレッシャーをかけようとしたが、最終的にポイント獲得はならず。とはいえ、ガスリーの前でレースを終えることに成功した」と、レースを振り返っている。

 最後にスペインのF1専門サイト『F1i.com』は、「フリー走行ではレギュラードライバーの中で最も遅かったが、その後のセッションでチームメイトより速かった。予選はO2に進んで(ガスリーは脱落)11番グリッドに並び、決勝の最初のピットストップまで維持。状況が落ち着くとポジションを上げたものの、2度目のピットストップで14位に後退、ガスリーの前には出たが、アストンマーティンの後ろに追いやられた」と綴り、採点では「7」と高評価だった。

構成●THE DIGEST編集部
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