2022−23シーズンのNBAにおいて、渡邊雄太の大活躍ほどファンを喜ばせていることはないだろう。今季開幕前にブルックリン・ネッツと結んだのはトレーニングキャンプ契約に過ぎず、“いつカットされるのか”と明日の状況すら見えない状況にあったが、今やチーム内で完全に地位を確立。リーグトップの成功率(57.1%)を誇る正確無比な3ポイントとエネルギッシュなディフェンスで、ゲームのクロージングラインナップに抜擢されるまでに躍進した。

 チームメイトたちも、連日見事なパフォーマンスを見せる日本人戦士を高く評価している。特に、絶対的エースのケビン・デュラントが渡邊を事あるごとに絶賛しているのは有名な話だが、現地時間11月23日のトロント・ラプターズ戦後、デュラントと並ぶネッツの看板選手であるカイリー・アービングも、渡邊に「世界最高のシューター」と最大限の賛辞を贈った。
  この一戦は敵地トロントで行なわれ、昨季までラプターズに所属した渡邊にとっては凱旋試合となったが、残念ながら右ハムストリングの痛みにより欠場。そのなかで、アービングが29得点を叩き出す活躍を披露し、112−98でチームを勝利に導いた。

 試合後の会見で、殊勲の働きを見せた30歳のスターPG(ポイントガード)は、ここまでの渡邊の活躍ぶりについて聞かれ「彼は今、世界最高のシューターだ」と笑いながら返答。さらにこう続けた。

「スタッツがそれを証明している。彼は今、世界最高峰のリーグにおいてベストのシューターなんだ。俺たちはただ、彼が自信を持ち続け、チャンスを逃さずシュートを打ってくれることを願っているよ。彼は俺たちの試合をより楽にしてくれるんだ」

 ネッツが誇る2大スターから称賛を受けた渡邊。残念ながら25日に行なわれるインディアナ・ペイサーズ戦も故障により欠場予定だが、一日も早く万全の状態を取り戻し、デュラントやアービングらとともにコート上で最高のパフォーマンスを見せてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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