11月25日、プロ野球の今季のMVPが発表され、セ・リーグはヤクルトの村上宗隆、パ・リーグはオリックスの山本由伸がともに2年連続で選ばれた。
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 日本人選手のシーズン最多となる56本塁打を記録。史上最年少でセ・リーグ三冠王に輝いた若きスラッガーと、2年連続で先発投手主要タイトル4冠と、こちらも史上初の偉業を成し遂げた球界ナンバー1右腕。ともにチーム連覇の原動力であり、昨年に続いての連続受賞はファンや関係者の間でも異論はない。

 さらに、両選手の栄誉を称える声は海の向こうからも届いており、米国内のMLBサイト『Call to the Pen』でも特集記事において、村上、山本のMVP受賞の話題を扱っている。

 同メディアは「日本プロ野球での活躍で、ムネタカ・ムラカミとヨシノブ・ヤマモトがともに、リーグMVPを獲得した。しかも、2年連続の受賞となった」と報道。さらに「その注目度をさらに高め、メジャーのレーダーにしっかりと映し出された」とも述べている。

 そのうえで、両者の今季の成績にも触れており、村上については「2022年のペナントレースで歴史を刻んだ。1986年以来のセ・リーグ選手による三冠王、そして22歳というリーグ史上最年少での三冠王だ。612打席で、打率.318、出塁率.458、長打率.710という輝かしい成績を残し、56本塁打は日本人選手のシーズン最多本塁打記録となった。この活躍により、1977年のサダハル・オー以来、リーグMVPに満場一致で選出された初の選手となった」として過去の記録とともに打撃成績を記している。

 さらに山本のパフォーマンスは「193イニングを投げて防御率1.68、WHiP0.927、205奪三振、42四球を記録している。この数字もさることながら、被本塁打が僅か6本だったことが今シーズン最も印象的だった」と評した。
  続けて「パ・リーグで2年連続のMVPを受賞したことも、もう一つの伝説となった。1994年から1996年まで3年連続で受賞した不滅の名選手、イチロー・スズキが最後である。ヤマモトはまだ24歳なので、そこでも伝説のイチローに並ぶことができるかもしれない」と期待を寄せた。

 他にも「ヤマモトは(25歳でのポスティングまで)まだ1年先かもしれないが、すでにニューヨーク・ヤンキースなどのチームから目をつけられている」とも付け加えている。

 今回の記事では「二人とも来年は3年連続の受賞も夢ではないだろう」とも綴られている。米メディアの見込み通り、NPB屈指の投打の柱の進化は、まだまだ止まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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