フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦米国大会、第6戦フィンランド大会の男子シングルを制し、ファイナルに進出を決めた17歳イリア・マリニン(米国)。9月にニューヨーク州で開催された『チャレンジャーシリーズ』で、史上初の4回転半ジャンプ(4A)を着氷したことで世界から注目を集める彼が、五輪公式メディア『Olympic Channel』の独占インタビューに応じた。

【動画】史上初めて4Aを成功させたマリニン!その歴史的瞬間を振り返る

 勢いに乗るマリニンは、「今こうしてスケート史を自分が刻んでいるなんて信じられない。嘘のような話だ」と興奮気味に語り、「今季の出来事をまだ処理しきれていない。あまりに多くて。そしてさらに楽しみが増えている」と今の率直な気持ちを明かした。

 そして「僕自身、限界に挑戦することが本当に好き。向こう見ずな性格であるからか分からないですけど」と自身を冷静に分析。今年2月の北京オリンピックで挑戦した羽生結弦に感化されたスケーターは、「ハニュウ選手にはぜひ決めてほしかった。彼は着氷するのに多大な努力を積み上げていたから。そして一番になりたいという気持ちが伝わってきていたから」と当時を回想し、こう続けた。

「自分でもその大技が出来るかどうか試したくなった。彼からインスピレーションを得たことを示したかった。そして彼のおかげで4回転アクセルに成功しました」
  羽生が決めきれなかった大技を含む技術強化をオフ期間に図った17歳は、これまで羽生やネイサン・チェンのプログラムを手掛けてきたシェイリーン・ボーン氏にフリーの振付を依頼し、今季フィギュア史上初の快挙を成し遂げたのだ。

 同記事を執筆したニック・マクカーベル氏が「5回転への挑戦」について問うと、マリニンは「今季は4回転ジャンプを完璧にして容易に安定したジャンプを可能にし、さらに回転数を増やす余地を見出したい」と課題を口にし、以下のように意気込んだ。

「もちろん今シーズンに集中していますが、世界選手権など全ての大会が終わった後には5回転に挑戦したいと考えている」

 今季からシニアに本格参戦する若き精鋭。現地時間12月8日からイタリアのトリノで始まるGPファイナルでは、初優勝を狙う。

構成●THE DIGEST編集部

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