ピアースがマジック・ジョンソンの仰天“負けず嫌いエピソード”を暴露「俺は一切ファウルしてないのに!」<DUNKSHOOT>
そんなマジックが、スティーブン・ジャクソンとマット・バーンズ(ともに元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『All the Smoke』に出演。同じく番組に出演したポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)から、自身の“負けず嫌いエピソード”を暴露された。
1996年にマジックが正式に引退した後、ピアースはマジックと時折ジムでピックアップゲームを行なっていたという。当時のことを回想したピアースは、「俺は彼がピックアップゲームで負けたのを見たことがない」と切り出し、こう続けた。
「マジックが引退してからすでに10年くらいが経っていた。俺はポストで彼をガードしていたんだ。試合は7点先取で、6−6にもつれこんでいた。マジックがフックシュートを放ち、俺は阻止しようとした。ショットは外れ、俺たちがリバウンドを取り、前にパスを出し、得点した。ゲームオーバーだ。
なのにマジックはこう言った。『いやいや、ノーカウントだ。あれはファウルだよ』。俺は彼に一切接触してないのに!彼はもう一度ボールを持ち、ポストに入り、フックを放ち、ゲームに勝った。マジックに勝てるわけないよ」
この話を聞いた観客やジャクソン、さらにはマジック本人も大爆笑。冗談めかしながら言ったのか、それとも至って真面目にピアースのファウルを主張したのか、真意は不明だ。ただ、引退した後の、それもただのピックアップゲームでもあっても、負けることはプライドが許さなかったのだろう。
マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の負けず嫌いも有名だが、やはり世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAでトップに上り詰めることができるのは、そういった性格の持ち主だけなのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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