現地時間2月19日、ユタ州ソルトレイクシティのビビント・アリーナで、第72回NBAオールスターゲームが開催された。

 今大会は試合開始前に公開でロスターを決めるドラフトが行なわれ、ファン投票で東西それぞれのトップに立ったレブロンとヤニスがキャプテンとして選手を指名。リザーブの指名準にもかかわらずスターター枠のモラントをヤニスが間違えて指名してしまったり、ヨキッチがフライングでレブロンに指名を“おねだり”しに行くなど様々な話題もあったなかで、最終的に決定した両軍のロスターは以下の通り。(チーム名のフランチャイズ部分は省略)

■チーム・レブロン

スターター
・レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
・ジョエル・エンビード(シクサーズ)
・ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
・ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
・カイリー・アービング(マーベリックス)

リザーブ
・ポール・ジョージ(クリッパーズ)
・ディアロン・フォックス(キングス)
・ジュリアス・ランドル(ニックス)
・ジェイレン・ブラウン(セルティックス)
・アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)
・タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)
・ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)
 ■チーム・ヤニス

スターター
・ヤニス・アデトクンボ(バックス)
・ジェイソン・テイタム(セルティックス)
・ラウリー・マルッカネン(ジャズ)
・ドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)
・ジャ・モラント(グリズリーズ)

リザーブ
・バム・アデバヨ(ヒート)
・デマー・デローザン(ブルズ)
・デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
・ドリュー・ホリデー(バックス)
・パスカル・シアカム(ラプターズ)
・ドマンタス・サボニス(キングス)
・シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(サンダー)

 試合は第1クォーター序盤、レブロンが1人アリウープをお見舞いすれば、直後にテイタムも同じ技をやり返すなどスターたちが大技を連発。その一方で、故障を恐れてか例年以上にディフェンスレスなスタンスが目立ち、ダンクやディープスリーの連発と大味なプレーの応酬となった。
  また、第2クォーターには大会を盛り上げるべく奮闘していたレブロンが、ブロックへ跳んだ際に指をリングに引っ掛けてしまい負傷退場。これをきっかけに、来年以降はますますディフェンスレスな試合となってしまうかもしれない。

 そのなかで、勝利を手にしたのはチーム・ヤニス。自身はケガのため試合開始から20秒の出場にとどまるも、テイタムが10本の3ポイントを含む大会史上最多の55得点と大爆発。184−175と、両軍の合計得点でこちらも歴代最多となったハイスコアリングゲームを制する原動力となり、見事MVPに輝いた。
  シーズン後半戦は2月23日からスタートする。オールスターブレイクが明け、心身ともにリフレッシュした選手たちがどのようなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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