エ軍戦士も「うわぁ」と苦悩。大谷vsトラウトの“4打席限定仮想対決”が話題に「投げ損じたらショウヘイも一発を食らう」
発端となったのは、現地時間2月24日、ロサンゼルスに拠点を置く米スポーツ専門局『Bally Sports West』がSNSに投稿した1本の動画だ。日々地元の贔屓球団であるエンジェルスの情報を発信している彼らは、春季キャンプの真っただ中にある選手たちに次のように問いかけたのである。
「オオタニvsトラウト。4打席で勝負をしたら勝者は?」
偉才vs偉才――。ともに球界屈指の実力を誇る両雄による“仮想対決”にエンジェルスの選手たちは頭を悩ませ、口々に「うわぁ」「難しい質問だ」「分かんないね」と語った。
そのなかで「俺はショウヘイだ」と断言したのは、今キャンプでキャッチボールのパートナーも務めた左腕のパトリック・サンドバルだ。大谷の投手としての技術の高さを熟知する26歳は、「良い投球は良い打者を凌駕すると言いたい。でも、投げ損じたら、ショウヘイでもとんでもない一発を食らうだろうね」と笑った。
多くの打者が「2安打2三振」と五分五分の結果を予想したなかで、「4打数1安打。1ラインアウト、2奪三振」と大谷の勝利を具体的に口にしたのは、バッテリーを組んでいる捕手のマックス・スタッシだった。以前から「彼のやっていることが軽視されているように思う」と二刀流の凄みを強調してきた彼には、日々剛速球を受けているからこその自信があるようだ。
チームメイトである両者がレギュラーシーズン中に対戦する機会はもちろんない。しかし、今春は3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシックで激突する可能性がある。日本代表とアメリカ代表が、それぞれマイアミで開催される準決勝まで勝ち抜けば、文字通りの真剣勝負が実現するわけである。
はたして、大谷vsトラウトによる勝負は見られるのか。もしも日米決戦が実現すれば、両雄の一挙手一投足には世界から熱視線が注がれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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