現地時間4月28日、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでメンフィス・グリズリーズとのプレーオフ1回戦第6戦に臨み、125−85で快勝。シリーズ成績を4勝2敗とし、第7シードが第2シードを破る大アップセットでカンファレンス準決勝へと駒を進めた。

 両軍のスターターは、レイカーズがディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、ジャレッド・ヴァンダービルト、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの5人。対するグリズリーズはジャ・モラント、デズモンド・ベイン、ディロン・ブルックス、ジャレン・ジャクソンJr.、ゼイビア・ティルマンという、両チームともお馴染みのスターティングラインナップでゲームに臨んだ。

 試合はレイカーズが序盤から主導権を奪取。ラッセルらの活躍で第1クォーターを31−20と好スタートを切ると、第2クォーターも相手のターンオーバーやミスショットにつけ込み、59−44とさらにリードを広げて前半を終える。
  後半に入ってもグリズリーズのオフェンスはまったく機能せず、逆にレイカーズのショットは絶好調。第3クォーターの時点で勝敗がすでに決したような雰囲気となり、33点差が開いた第4クォーター開始直後、グリズリーズが主力を下げた時点で勝負あり。レイカーズが横綱相撲で大勝を収めた。

 勝利の原動力となったのはラッセル。フィールドゴール12/17、3ポイント5/9とショットが絶好調で、ゲームハイの31得点を叩き出した。そのほか、デイビスが16得点、14リバウンド、5ブロックとインサイドを制圧。さらにレブロンが22得点、リーブスが11得点をマークした。

 八村塁は第1クォーター残り5分12秒にコートイン。残り48.3秒、左サイドから巧みなドライブを仕掛け豪快なワンハンドダンクを叩き込むと、第2クォーター残り7分にはベインのレイアップをブロック。続くポゼッションでラッセルとの2メンゲームから、フリースローライン近辺のミドルジャンパーを沈めてみせた。
  さらに次のオフェンスでもトランジションからボースハンドダンクを決め、前半は6得点、4リバウンド、1ブロックをマーク。後半は第3クォーター残り5分31秒に登場したものの得点機会はなく、最終的なスタッツは21分49秒のプレータイムで6得点(フィールドゴール3/5、3ポイント0/2)、4リバウンド、1スティール、1ブロックを記録した。
  同日に行なわれたサクラメント・キングスとゴールデンステイト・ウォリアーズのファーストラウンド第6戦はキングスが118−99で快勝し、シリーズ成績は3勝3敗のタイに。そのため、レイカーズのカンファレンス準決勝の対戦相手は、30日に行なわれる第7戦の結果をもって決定する。

 第7シードの“アンダードッグ”レイカーズが、ポストシーズンをどこまで勝ち上がることができるのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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