5月12日、東京五輪の陸上男子100メートル代表の多田修平(住友電工)が自身のインスタグラムを更新。来年行なわれるパリ五輪に向け、再出発をすることを表明した。

 先月16日の『出雲陸上』では10秒56(向かい風1メートル)で6位。29日の『織田幹雄記念』では10秒68(追い風0.3メートル)で予選落ちを喫するなど、本来の姿とはかけ離れた成績に終わっていた。
  自身のSNSで「少し休みます」と休養宣言していた26歳は、5月12日には「気持ちが切れた当初は、もう少し休もうかなと思ったのですが、1〜2週間しっかり休んだ結果、走る意欲が湧いてきたので、パリオリンピックに向けてまた1から頑張りたいと思います」と心新たにスタートを切ることを誓った。

 追い風参考記録ながら9秒94と9秒台をマークした経験がある日本屈指のスピードスター。そんな彼の完全復活を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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