サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が現地5月12日、敵地でのミネソタ・ツインズ戦に今季7度目の先発登板。6回80球を投げ、被安打4、7奪三振で2失点の好投を見せたが、勝敗はつかず。チームは3-5で敗れた。奮戦したものの今季3勝目には及ばなかったダルビッシュだが、この日投じた2種類の変化球が脚光を浴びている。

【動画】投球分析家も注目したダルビッシュの2種類の変化球 スポットライトが当てられたのは、ツインズの4番アレックス・キリーロフを空振りさせたブレーキの利いた2つの変化球で、投球分析家の“ピッチング・ニンジャ”ことロブ・フリードマン氏がツイッターで「ダルビッシュ有、時速81マイル(130キロ)のエグいスライダーで斬る」と三振に打ち取ったシーンを投稿すると、続いて、この場面と直前に空振りを取った場面のボールの軌道を重ね合わせた動画を投稿し、「ダルビッシュ有は2つの異なる形状のスライダーがある」と綴り、「82マイル(132キロ)のスライダーは42インチ(106センチ)落ちて、15インチ(38センチ)曲がった(“スイーパー”)。81マイル(130キロ)のスライダーは、57インチ(145センチ)落ちて、9インチ(23センチ)曲がった。どちらもほぼ同じ回転数(2735rpmと2731rpm)」と2つのボールの変化を紹介している。

 まさにバッターにとっては、“エグい”変化球にはファンからも「これはエグい」「意地悪な変化球だ」「なんじゃこりゃ」と驚きの声が上がるとともに、2つの変化球を比較した動画には「これは分かりやすい。横変化が大きいものと縦変化が大きいもの」という声も上がっている。

 一方、このフリードマン氏の投稿には、ダルビッシュ本人から「スイーパーとハードカーブボールだよ」と、三振に取った球はスライダーではなかったとの返信がサムズアップの絵文字付きであり、同氏も「君の言葉を信じるよ」と泣き笑いの絵文字で応えている。

 勝利はつかなかったものの、改めてダルビッシュのピッチングの凄みがクローズアップされたツインズ戦。36歳にしてますます輝きを発揮する右腕から目が離せない

構成●THE DIGEST編集部
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