投打両面で圧巻のハイパフォーマンスを披露した。

 現地5月13日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でクリーブランド・ガーディアンズと対戦。大谷翔平のタイムリー二塁打など8回表までに6対2とリードを奪うも、8回裏にリリーフ陣が捕まって一挙6失点を喫する。前日からの2連勝とはならず、6対8の大逆転負けに終わった。

 その試合できらりと輝いたのが、9番・ショートで先発した新人ザック・ネトだ。

 まずは4回裏に守備で魅せる。無死一、二塁のピンチで先発右腕のデトマーズが鋭い牽制球を二塁で送る。タイミングはぎりぎりだったが、ここでネトは必死にヘッドスライディングで帰塁するラミレスの手をスパイクでブロックし、見事タッチアウトに仕留めたのだ。

 さらに7回裏には、ふらりと三遊間に上がったフライを抜群の身体能力を発揮して鮮やかに捕球。しかもすかさず体勢を立て直して一塁に送球し、ダブルプレーを勝ち取った。8回表には豪快な2号2ランも決めて、この日の勝利の立役者となるはずだったが……。ネトの健闘も報われず、チームは不甲斐なく敗れ去ったのである。
  それでも、地元メディアは手放しで称賛した。MLB公式サイトにも寄稿しているレット・ボリンジャー記者は「いったい何がどうなったんだ?」と牽制アウトの場面を振り返り、「ネトが塁とラミレスの間に足を入れてブロックした。なんて大仕事だ」と評し、ゲッツーの場面も「信じられないビッグプレーが飛び出した」と持ち上げた。

 MLB公式サイトはスーパーキャッチのシーンを動画で紹介し、「滑って、身体を曲げて、捕って、投げる。尋常じゃないダブルプレー」と絶賛。エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』でリポーターを務めるエリカ・ワトソン氏は「打っても守っても最高! ザック・ネトはマジで凄いヤツね」と褒め称えた。

構成●THE DIGEST編集部

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