「お見事だ!」大谷翔平が投じた勝負所の”魔球”に米喝采!本人は”無駄な”四球を反省「ストレスがたまるので減らさないと」
大谷は開幕時からウイニングショットにしていた魔球”スイーパー”を多投せず、この日はカットボールやスプリットなどを中心とした配球でツインズ打線を翻弄。三振の山を築いていった。
圧巻だったのは6回。それまで抑えていた”伝家の宝刀”が、ここぞとばかりに炸裂した。2番のカルロス・コレアを98マイル(約157.7キロ)のフォーシームで空振り。続く打者をスイーパー、最後は4番のエデュアルド・フリエンも高めのスイーパーで仕留める三者連続三振。先発の役割を十二分に果たした大谷は1対1の同点のまま、この回で降板した。
MLB公式サイト『MLB.com』に記事を寄稿するエンジェルス番記者のレッド・ボリンジャー氏は、6回に披露した見事な奪三振ショーを絶賛。「最後2つの三振を奪ったオオタニのスイーパーは、見逃したアレックス・キリーロフと、スイングが間に合わなかったフリエンの両打者をだました。お見事だ!」と魔球”スイーパー”を称えた。
過去4試合とも自責点3以上で降板し、一発に悩まされていた大谷にとっては、この日はわずか2安打。四死球4つを与えたが、最少失点に抑えた。試合後、「ゲームプラン通りだった」と大谷は語り、「ホームランを打つか打たないかをコントロールするのは難しいが、相手に良いスイングをさせないようにした」と水原一平通訳を通して述べた。
だが二刀流スターは反省も忘れない。MLB公式によると、「先頭打者だけでなく、リードオフヒッターを歩かせ過ぎている」と無駄な四球に言及。「ストレスがたまるので、減らさないといけない」とコントロールの改善を誓った。
惜しくも勝利は掴めなかったものの、連戦の疲れを見せず、マウンドできっちりと仕事をこなした大谷。次戦も期待せずにはいられない、まさしく“快投”だった。
構成●THE DIGEST編集部
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