二刀流戦士に現時点での「MVP最有力」との呼び声が上がっているようだ。

　現地時間５月29日、米スポーツメディア『NESN』は、大手ブックメーカー『FanDuel Sportsbook』が掲載しているアメリカン・リーグMVPの最新オッズを引用し、その上位に君臨する５選手を特集。今季も二刀流でハイレベルな活躍を見せるロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、「-125」の一番人気として取り上げられた。

　記事内では、「チームにおける選手の価値を考えたとき、ロサンゼルス・エンジェルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニがもたらすものに対抗するのは極めて難しい」とコメント。「マウンドと打席での能力は他に類を見ないものであり、投打両面でその影響力が絶大だ」と指摘されており、やはり今季もその存在感は圧巻のようだ。

　今季（現地29日終了時）は、打者として打率.263、12本塁打、33打点、OPS.837を記録している大谷。投手としても５勝１敗、防御率2.91、90奪三振（メジャー・リーグ全体で２位）という好成績だが、こうした活躍ぶりを踏まえた同メディアは、「投打で紛れもない能力を持つオオタニは、ア・リーグMVPに向けて-125という数字がつけられている」と紹介していた。
 　一方、昨季ア・リーグMVPに輝いているニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは、「+600」の２番人気。敵地に乗り込んだシアトル・マリナーズ戦（29日）では２本のホームランを含む４打数３安打３打点と大当たり。５月は11本をスタンドに放り込むなど、ここまでの打撃成績は打率.302、17本塁打、38打点、OPS1.087と高いスタッツをマーク。「ヤンキースの攻撃にとって欠かせない役割を担うジャッジは５月が終わろうとしている今、その力を発揮し始めている」と記されている。

　なお、今回の記事内で紹介されているア・リーグのMLBオッズは、以下の通りだ。

１位 大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）-125 
２位 アーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）+600 
３位 ヨーダン・アルバレス（ヒューストン・アストロズ）+2000
３位 マイク・トラウト（ロサンゼルス・エンジェルス）+2000 
５位 ボー・ビシェット（トロント・ブルージェイズ）+2500

構成●THE DIGEST編集部

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