6月1日、デイビッド・ベッカムが共同オーナーを務めるMLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミが、成績不振を理由にフィル・ネビル監督を解任。後任候補に前メキシコ代表監督、ヘラルド・マルティーノの名前が浮上している。

 かつてバルセロナとアルゼンチン代表を率いた経験のあるアルゼンチン人指揮官へのオファーについて、米国メディアは「リオネル・メッシを獲得するための準備か」と伝えており、バルセロナのスポーツ紙『SPORT』も「マルティーノとメッシがマイアミで再会する可能性が浮上」と、大々的に報じている。

 メッシは今シーズンかぎりで契約満了を迎えるパリSGからの退団が確実視されており、実際、同クラブのクリストフ・ガルティエ監督も1日の会見で、「(3日のクレルモン戦が)本拠地パルク・デ・プランスでの彼のラストゲームになる」と、背番号30の今シーズンかぎりでの退団を認めている。
  天才ストライカーの争奪戦は、バルセロナ、アル・ヒラル(サウジアラビア)、そしてインテル・マイアミによる三つ巴の様相を見せているが、メッシ自身が希望していると言われる古巣バルセロナへの復帰は、そのバルセロナから正式なオファーが届かず、見送られる可能性が高まっているようだ。

 現時点では、年俸900億円を提示しているアル・ヒラルが最有力と見られているが、インテル・マイアミとしては、2017年からの2年間、アトランタ・ユナイテッドを指揮した経験を持ち、MLSの戦い方についても熟知しているマルティーノ監督の招聘にまずは成功し、少しでも交渉を有利に運びたいところだろう。

構成●THE DIGEST

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