8月31日に行なわれた「FIBAバスケットボールワールドカップ」の順位決定戦。FIBAランキング36位の日本は、同17位のベネズエラ相手に第4クォーター序盤まで2桁リードを許す苦しい展開のなか、残り7分半の間に31−9という驚異のランを見せ、86−77で逆転勝利を収めた。

 劣勢のチームを救ったのが、最年長の比江島慎だ。この日23得点をあげたベテランは、最終クォーターだけで17得点を稼ぎ出し、ゲームを引っくり返す原動力となった。

 試合後、リーダーの渡邊雄太も「マコのおかげです」と頼れる先輩を絶賛した。

「もちろんチームの勝利ですけど、最年長が最後引っ張ってくれました。僕らからしたら、いつも通りの比江島慎です。皆さんはマコ、こんなできるんだって思ってるかもしれないですけど、僕も(富樫)勇樹も、あれが本来の比江島慎だとずっと信じてきたんで。やっと本来の比江島慎が、ここへきて出たなという感じです」

 もちろん、自身もプレーでチームを引っ張った。チーム最長の38分間コートに立ち、比江島に次ぐ21得点に8リバウンド、2ブロックと攻守で奮戦。中盤はチーム全体でシュートが決まらず、我慢を強いられたが、「最後ブザーが鳴った時に1点でも勝っていればいい。欲張らずに、1本ずつ返していこうということを伝えていた」とリーダーシップを発揮した。
  それでも日本の大黒柱は自身の活躍はよそに、チームで掴んだ勝利だと強調する。

「重要なところで、みんなしっかり足を動かしていた。ディフェンスで河村(勇輝)がガードにプレッシャーをめちゃくちゃかけてくれて、それで相手のリズムがすごい崩れてましたし、オフェンスではマコが一生懸命点を取りに行ってくれて。(馬場)雄大も身体を痛めてるなかであれだけやってくれて、ジョシュ(ホーキンソン)も疲れてたと思うんですけど最後まで身体を張って、(富樫)勇樹は今日はプレータイムが短かったんですけど、ベンチからもずっと声を出してくれてたんで、これがチームの力だと思います」

 ワールドカップは泣いても笑っても残り1試合。9月2日のカーボベルデ戦で勝利すれば、日本は他国の結果に関係なくアジアトップが確定し、パリ五輪の出場が決まる。渡邊もすでに次の試合を見据えていた。

「あと1勝しなきゃいけない。正直今日、中国が負けてほかのアジアの国も負けたら今日中に決まるみたいなニュースも見たんですけど、ホテルで決まるのもなんかなと思ってたんで(笑)。次勝って絶対決めます」

構成●ダンクシュート編集部

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