「リーグトップ5に入る」ピアースがセルティックスの後輩テイタムを称賛「彼をサポートしつつ、成長を見守っている」<DUNKSHOOT>
球団史上17度目の優勝を飾った2008年にファイナルMVPを獲得したピアースは、201cm・107kgという屈強な身体とハイレベルなスキルを兼備。マッチアップ相手とのタイミングをずらして放つ技ありのミドルジャンパーや3ポイント、ゴール下のフィニッシュなど、様々なパターンで得点を量産し、無類の勝負強さでセルティックスを何度も勝利へ導いてきた。
15日に公開された米メディア『Showtime Basketball』のポッドキャスト番組『KG Certified』で、ピアースは元チームメイトのケビン・ガーネットへテイタムのワークアウトについて次のように話していた。
「(現役時代に)シーズンに向けて準備していくためにやっていたプロセスを思い出すよ。(テイタムは)リーグでもトップ5に入るプレーヤーの1人だ。あの場にいられたこと、それに彼の旅路を見て、シーズンへ向けた準備を助けることができて光栄さ。俺はあの場で彼をサポートしつつ、成長を見守っているのさ」
テイタムはピアースのプレーを観ては自身のプレーに取り入れているようで、2020年5月にはポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』でこう明かしていた。
「彼とはしょっちゅう話しているよ。僕は彼を観て成長してきたからね。プレーのなかからいくつか盗み、自分のゲームに取り入れた選手のひとりなんだ。彼と話すことで僕は少し意見を耳にし、元気づけてくれるような言葉をかけてもらうんだ。ピアースのような人から話を聞けるのはいいことさ。それに彼は次の偉大なセルティックになれると言ってくれる」
あれから約3年が経過し、テイタムはセルティックスを代表する選手の1人まで上りつめた。リーグ屈指の名門を牽引する若きフォワードが、キャリア7年目の今季に念願のタイトルを獲得することができるか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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