「特別な技術のボールタッチ」途中出場で殊勲の2ゴールを挙げた三笘薫を各国メディアが最高評価!「彼をベンチに座らせたらどうなるか…」
本拠地アメックス・スタジアムでの一戦、25分にGKバルト・フェルブルッヘンのパスがカットされてアウェーチームに先制点を献上してしまうが、前半終了間際に相手のオウンゴールで追いつくと、46分にペナルティーエリア内でアンス・ファティ→マフムド・ダフード→三笘薫とパスが繋がって勝ち越し。77分にも三笘は的確な位置取りからペルビス・エストゥピニャンのクロスを頭で合わせてリードを広げた。
後半からピッチに立ち、今季通算3得点目を記録した背番号22は、自身のSNSで「重要な勝利。素晴らしいチームワーク」と勝点3奪取を喜んだ。そしてロベルト・デ・ゼルビ監督も、「カオルは我々にとって素晴らしい選手であり、彼は出場すると違いをもたらすことができる」と賛辞。クラブは「信じられないインパクト」「キング・カオル」「信じられないほどのパフォーマンス」「スーパーサブ!」とSNSに投稿し、公式サイトでは「後半出場の三笘がセンセーショナルなインパクトを与えた」と伝えている。
ファン投票によるクラブの「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に81.5%もの得票率で選出された三笘は、またプレミアリーグの公式サイトでも同賞を獲得し、こちらの得票率も73.2%に達した。現地メディアにおいても同様で、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』も10点満点の採点で「9」を与えて彼を最高殊勲者とし、「三笘の加入でブライトンは勢いを取り戻し、後半開始からわずか16秒で勝ち越し点、77分に至近距離からのヘッド弾で勝利の試合を締めくくった」と綴った。
英国公共放送『BBC』の視聴者による採点でも「8.77」という単独最高値で「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いた三笘は、デ・ゼルビ監督が「私が就任して以来最悪」と酷評した試合でチームに勝利をもたらした。日刊紙『The Guardian』は「スピードを上げて敵陣のボックスのほぼ中央まで進み、ファティとのワンツーから綺麗にフィニッシュし、ファーポストに低く押し込んだ。さらに30分後、日本のFWはエストゥピニャンが左から送った正確なクロスを頭で合わせた」と、殊勲の得点場面を振り返っている。
『THE Sun』紙は、「ファティと三笘の投入でブライトンには多くのエネルギーが与えられ、彼らにはいつものプレーが戻った」「デ・ゼルビ監督は、三笘投入の決断を自ら喜んだことだろう」と三笘効果の程を強調し、『Daily Mail』紙は「ベンチから飛び出した三笘が、ブライトンの逆転勝利を完成させた! 出場からわずか数分後、彼はチームを押し上げた」「途中出場から2点を挙げた三笘は、彼をベンチに座らせたらどうなるかを指揮官に思い出させた」という表現で、彼が不可欠な存在であると示した。 国外メディアでは、米国の大手放送局のスポーツ専門サイト『NBC Sports』は、「2人の控え選手(三笘とファティ)が、後半が始まってすぐにブライトンにリードをもたらした。これぞ、デ・ゼルビ監督が求めていたことだ」「三笘はヘディングで2点目。日本のスター選手がどれほどのインパクトを与えたか……素晴らしい!」と綴って称賛し、採点で「8.7」を三笘に与えるとともに「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定し、「後半からの出場で、信じられないことだ」と感嘆している。
最後にブライトンの地元メディアでは、日刊紙『The Argus』も採点は単独最高の「9」とし、「ベンチに座らせられたことに対する、三笘のセンセーショナルな反応。今季、『アルビオン』の選手たちは、こういったローテーションに慣れていく必要があり、これがその効果的な方法だ。三笘は新たな活力を感じさせ、これまで以上にゴール前で冷静だった」と賛辞を贈った。
そして、『Sussex Express』は「彼のゴールでは、特別な技術のボールタッチが見られた。ファティとの連係も良く、見事なつま先でのフィニッシュを決めた。それに続いて、エストゥピニャンのクロスからの素晴らしいヘディングシュート。交代出場から素晴らしいインパクトを放った」として、こちらも「9」の最高採点を与えている。
構成●THE DIGEST編集部
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