「我々には6人のスターターがいる」就任10年目のカーHCが今季のウォリアーズを語る「全員が勝ちたがっている」<DUNKSHOOT>
リーグ連覇を目指して臨んだ昨季。ウォリアーズはウエスタン・カンファレンス6位の44勝38敗(勝率53.7%)でプレーオフへ進出。ファーストラウンドでサクラメント・キングスを最終第7戦の末に4勝3敗で下すも、続くカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れた。
この結果を受け、今夏にチームはドレイモンド・グリーンとの再契約を皮切りに、トレードでクリス・ポール、FA(フリーエージェント)戦線でダリオ・シャリッチ、コリー・ジョセフ、ウスマン・ガルーバ(2WAY契約)と契約を結んだ。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンという生え抜きのビッグ3をキープしたウォリアーズには、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガも契約下におり、今季の目標は2シーズンぶりの覇権奪回となる。
そこで気になるのはスターターの陣容。ビッグ3とウィギンズ、ルーニーに加え、今季は経験豊富なポールがいる。38歳の司令塔はこれまでのキャリア18シーズンすべてで先発出場してきただけに、カリーとともに先発するのか、もしくは控えに回るのか注目を集めている。
そんな今季の先発陣について、今季で就任10年目のカーHCは「基本的に、我々には6人のスターターがいる。私はそう見ている」と見通しを語った。
「毎晩(先発として)コートへ出られるのは5人だけ。だから私はどうしていくかをまだ決めていない。トレーニングキャンプで見て、様々なコンビネーションを試していくことになる。当然、この6人は多くの時間をプレーする。だが誰がスターターになろうと関係なく、全員がそれぞれの役割を受け入れてやっていかなければならない。彼らならそれができるだろう」
現在のウォリアーズはカリーが在籍15年目、トンプソンが13年目、グリーンは12年目、ルーニーは9年目を迎える。彼らはいずれもプロ入りからチーム一筋で長きにわたって一緒に過ごしてきた。
そんなチームについて指揮官はこう話す。
「5人のことはよく知っている。そしてクリスのことも知ろうとしているところだ。私がわかっているのは、彼ら全員が何よりも勝ちたがっているということ。信じられないほど、競争心に溢れたグループだ。彼らなら(誰が先発になろうとも)同意し、うまくいく方法を見つけ出してくれると、私は自信を持っている」
カリー、ポールと引退後の殿堂入りが確実な2人のポイントガードを擁し、その周囲を魅力的な選手たちが囲むウォリアーズは、10月3日にトレーニングキャンプがスタート。7日からプレシーズンゲーム5試合をこなし、24日のシーズン開幕戦でフェニックス・サンズと対戦する。
文●秋山裕之(フリーライター)
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