現地時間11月3日に行なわれたブンデスリーガ第10節で、ボーフムはダルムシュタットを2-1で下して今季初勝利を挙げたが、この2ゴールを挙げて最高殊勲者となったのが浅野拓磨だった。
  25分に味方が左に出したパスが相手選手に当たって軌道が変わり、ゴール前に流れたところを、反応した浅野がスピードを活かして相手GKの鼻っ先でボールを奪い、すかさず背後のゴールに流し込んで先制。そして1-1で迎えた54分、フリーでシュートチャンスを得た彼は、正確にゴール左隅を撃ち抜いて決勝ゴールをアウェーチームにもたらした。

 ここまで5分け4敗で降格圏に沈んでいたチームに初の勝点3をもたらした日本代表FWは、自身のSNSで初勝利を喜んだが、そんな彼をクラブは公式サイトで「信じられないプレー」「素晴らしい!」と称賛し、SNSでは浅野とチームメイトの喜びの場面を公開して「みんなタクが大好き!」と投稿している。

 クラブの公式サイトはまた、「タクのドッペルバック。『ジャガー』は青と白のチームの全ゴールを決め、この試合の『プレーヤー・オブ・ザ・マッチ』に選ばれた。ボーフムはハーフタイム直前にダルムシュタットの同点ゴールを許したが、後半になってタクが再び勝利への道を切り拓いた。非常に重要な勝利だ!」と伝えた。

 浅野を最高殊勲者に挙げたのはボーフムだけでなく、ブンデスリーガ公式サイトも彼を「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定し、「浅野はこの試合で放った最初の2本のシュートで今季2度目となるアウェーマッチでの2ゴールを記録。合計4得点は、このスピーディーな攻撃選手にとっての新記録であり、またこのダルムシュタット戦では最も多くのスプリント(43回)を見せた選手でもある」と寸評を綴っている。

 他にも、「高度な技術でシュートを決めた」「強力なプレッシングで相手のパスミスを誘発した」と、攻守での彼の貢献ぶりをリーガ公式サイトは強調したが、現地メディアも浅野を高評価しており、日刊紙『BILD』は「浅野ショーと夢のゴール」と題した記事において、「日本人選手による本物の美しいゴール」と先制ゴールに賛辞を贈り、2点目の右足によるシュートが103km/hのスピードを記録したことを紹介した。
  一方、スポーツ紙『Kicker』は、1点目について「浅野はDFクリストフ・ツィマーマンとGKマルセル・シューヘンの間の生じた意思のズレを利用して先制。このゴールにより、アウェーチームは自信を取り戻したようだ」と報じ、決勝ゴールが「正確で力強いシュート」によるものであると称賛している。
  ドイツの放送局『sport1』は、「ドイツが恐れる浅野がボーフムを救う」と見出しを打ち、「ボーフムは試合前の時点でわずか勝点4しか持っていなかったが、カタール・ワールドカップでドイツ代表に対して成功を収めた浅野は、ドッペルバックで解放の瞬間をもたらした」と報じた。

 最後に通信社『dpa』は、「ボーフムが10試合目にして今季初勝利を祝う。今宵の主役はストライカーの浅野だ。彼はチームの連続未勝利記録をほぼ独力で止めた」と称え、それぞれのゴールを「相手守備陣の重大な誤解から恩恵を受け、浅野は素早く反応してシュートを決めた」「ハーフタイム明け早々、20メートルほどの距離から低いシュートを決め、ホストチームに衝撃を与えた」と振り返っている。

 また同メディアは、浅野の「これは始まりに過ぎず、一歩一歩、さらに多くの勝点を奪いたいと思います」「我々はまだ改善できるし、さらなる可能性があります」「今後もチームのために全力を尽くします」というコメントとともに、「彼は伝説であり、スーパープレーヤーだ」(DFベルナルド)、「浅野が違いをもたらした」(アントニー・ルジア)、「力強いタクマの存在によって我々は幸運を掴んだ」(トマシュ・レッチュ監督)といった仲間たちの賛辞を紹介した。

構成●THE DIGEST編集部

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