現地時間11月5日(日本時間6日、日付は以下同)を終えた時点で、ボストン・セルティックスはリーグ唯一の無敗(5勝0敗)を誇っている。

 ここまでチームはジェイソン・テイタムが平均30.2点に9.6リバウンド、3.4アシスト、ジェイレン・ブラウンが22.6点、6.0リバウンド、2.6アシスト、1.2スティールと、2枚看板が好調をキープ。

 さらにクリスタプス・ポルジンギスが平均19.4点、7.2リバウンド、1.8ブロック、デリック・ホワイトが15.8点、4.0リバウンド、4.3アシスト、1.3スティール、1.3ブロック、ドリュー・ホリデーが14.0点、7.0リバウンド、5.2アシスト、1.6ブロックと、先発全員が平均2桁得点をマークしている。

 3日に米メディア『SHOWTIME BASKETBALL』のポッドキャスト番組『KG Certified』が公開され、セルティックスOBのポール・ピアースはオールディフェンシブチームに選ばれた実績を持つホリデーとホワイトを高く評価していた。
 「この2人はたぶんベストなディフェンシブデュオだ。誰を思い出させるかって?俺としては(ラジョン)ロンドとドリュー・ホリデーだね。彼らがニューオリンズ(ペリカンズ)にいた時、あの2人はディング(デイミアン・リラード)と(CJ)マッカラムをやっつけた。まるであの時みたいだ」

 2018年のプレーオフ・ファーストラウンドで、ペリカンズはポートランド・トレイルブレイザーズをスウィープで撃破。この時はアンソニー・デイビス(現ロサンゼルス・レイカーズ)がシリーズ平均33.0点、11.8リバウンド、1.8スティール、2.8ブロックと攻守で暴れ回った。

 守備では当時ブレイザーズの得点源を務めていたマッカラム(現ペリカンズ)に平均25.3点を献上するも、リラード(現ミルウォーキー・バックス)をフィールドゴール成功率35.2%の平均18.5点とシャットアウト。

 この時、ホリデーはシリーズ平均27.8点、4.0リバウンド、6.5アシスト、1.3スティール、ロンドが同11.3点、7.5リバウンド、13.3アシストと躍動。ホリデーは得点源の一角、ロンドはプレーメーカー役をこなしつつ、ともにディフェンス面でも抜群の存在感を放った。
  ピアースはホリデーとホワイトが、セルティックスのディフェンスに好影響を与えていると絶賛。

「セルティックスを見ていたら、彼らはフルコート(ディフェンス)もこなしていた。ペイトン・プリチャードも使ってね。その時のチームは恐ろしいほどいいチームになるかもしれない。みんなが互いのことを信じていて、それがカルチャーをも変えている。あの2人は本当に守備面で信頼されているんだ」
  5日終了時点で、セルティックスのディフェンシブ・レーティングはリーグ7位の106.5。相手チームのフィールドゴール成功率を42.6%(リーグ1位)に封じ、リバウンド数も平均41.0本(リーグ2位)に抑えている。

 加えて、オフェンシブ・レーティングでリーグベストの124.7、ネット・レーティングでも+18.1と、2位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(+11.8)を大きく引き離している。

 長丁場のシーズンだけに、今後はアル・ホーフォードやプリチャード、サム・ハウザー、オシェー・ブリセット、ルーク・コーネットといったベンチ陣の活躍もカギになるとはいえ、攻守兼備のチームとして今季も有力な優勝候補なのは間違いないだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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