11月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズは敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦。10月末にトレードで獲得したジェームズ・ハーデンがクリッパーズデビューを飾ったが、チームは97−111で敗れた。

 ハーデンは今季最初の試合を「変な感じ」と評したものの、31分間コートに立ち、フィールドゴール成功率66.7%(6/9)の計17得点に3リバウンド、6アシスト、1スティールと、まずまずのパフォーマンスを見せた。

 この日クリッパーズはカワイ・レナードが18得点、5リバウンド、ラッセル・ウエストブルックが17得点、4リバウンド、4アシスト、ポール・ジョージが10得点、7リバウンド、3スティール、イビツァ・ズバッツが8得点、7リバウンド、2ブロックを記録。

 ベンチからはノーマン・パウエルが14得点、ボーンズ・ハイランドが5得点、4アシスト、ハーデンとともにシクサーズから加入したPJ・タッカーが11分15秒の出場で2得点、1リバウンド、1スティールを残した。

 6日に米メディア『NEW YORK POST』へ公開された記事のなかで、タッカーは今回の移籍をこう話していた。

「自分がトレードされるとは予想していなかった。わからなかったんだ。まるでどこからともなく湧いて出てきたような感じだったからね。けど何が起こるかなんて誰にもわからないし、ここはNBAだからね」
  タッカーは38歳の大ベテランでハーデンとはヒューストン・ロケッツ時代にも一緒にプレーした経験を持つ。クリッパーズは控えセンターのメイソン・プラムリーがニックス戦で左ヒザの内側側副靱帯を捻挫し戦線離脱となったため、今後は出番が増えることが予想されている。

 タッカーは2021年にミルウォーキー・バックスでヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトンらとNBAチャンピオンになっているが、再びリーグの頂点に立つことを強く望んでいる。

「タイトルを勝ち獲るチャンスがあるチームでプレーできないなら、僕はプレーしたくない。それを追い求めていなければ18年間もプレーしていないし、意味がないんだ。このチームには間違いなくチャンスがある。メンバーを見てくれよ。僕らのようなチームがリーグにどれくらいあるのか、自分にはわからないね」

 クリッパーズは2021年に球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたものの、ファイナル出場は皆無。だが各ポジションにタレントを揃えたことで、タッカーだけでなくハーデンも「無限の可能性」があるとポジティブに捉えていた。

 タレントの数はリーグ有数だけに、新加入選手たちがチームへ溶け込みケミストリーを醸成していけば、フランチャイズ初優勝が見えてくるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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