昨プレーオフで“悪役”として大きな注目を集めたディロン・ブルックス。

 自身がプロ入りから6シーズン所属したメンフィス・グリズリーズは、昨季レギュラーシーズンをウエスタン・カンファレンス2位の51勝31敗(勝率62.2%)で終え、ポストシーズン1回戦でレブロン・ジェームズ率いるロサンゼルス・レイカーズと対戦。ブルックスは第2戦の後にレブロンを「年寄り」呼ばわりし、第3戦では彼の股間にパンチを入れて退場処分を受けた。

 最終的にブルックスはシリーズ平均10.5点、フィールドゴール成功率31.2%、3ポイント成功率23.8%と精彩を欠き、グリズリーズは2勝4敗で第7シードのレイカーズに敗退。

 この結果を受け、フロントはオフに完全FA(フリーエージェント)になるブルックスに対して「いかなる状況でも再契約しない」と通告し、7月にサイン&トレードでヒューストン・ロケッツへ移籍することになった。

 3ポイントとディフェンスを武器とする198㎝・102㎏のスウィングマンは、プレシーズン初戦の開始わずか5分でフレイグラントファウル2で退場&罰金処分と散々のデビューとなったが、開幕後は全試合で先発を務め、平均16.3点、4.7リバウンド、2.2アシスト、フィールドゴール成功率59.3%、リーグ6位の3ポイント成功率56.5%と好プレーを披露。ロケッツは開幕3連敗とスタートダッシュに失敗したものの、その後は3連勝と調子を上げている。
  4連勝を目指すロケッツは、現地時間11月8日(日本時間9日)にホームでレイカーズと対戦する。7日にブルックスは記者に次のように語った。

「(レブロンを)封じる準備はできている。彼は良いシュートを放って、良いプレーをしている。だから俺は彼を早い段階で第4クォーター終盤のように疲れさせたい。

 彼がボールを保持している時はフルコートで追いかけ、彼がポストアップする時は、常に身体をぶつける。(オフェンス時に)彼が俺をガードした時は、アタックする。彼を複数のプレーに参加させることが目標だ」

 歯に衣着せぬ発言やラフプレーで一躍有名になったブルックスだが、昨季オールディフェンシブ2ndチームに初選出されたように守備力の高さは折り紙つき。

 今夏のワールドカップでカナダを銅メダルに導き、大会ベストディフェンシブプレーヤーにも選ばれた27歳は、“キング”を封じ込め、昨プレーオフのリベンジを果たせるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

「彼はすでに悪役」自身をコビーと比較したブルックスに名手オリーが反論「コビーは周囲と関係を築かなかっただけ」<DUNKSHOOT>

「ADはリスペクトしすぎている」アリナスが“独り立ち”できないデイビスに苦言「シャックがいつコビーに鍵を渡した?」<DUNKSHOOT>

「ステフは偉大だが、マジックは超えていない」カリーの元同僚が歴代ベストPGを語る「コビーとジョーダンの差よりも大きい」<DUNKSHOOT>