現地時間11月8日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第4節で、レアル・ソシエダはベンフィカを3-1で下して勝点を10に伸ばし、2試合を残して次ラウンド進出を決めた。

【関連記事】移籍報道が過熱する久保建英、 バルサ、マドリー、ソシエダの3人の担当記者が考える“理想”の「ステップアップ先」と「移籍のタイミング」は? 本拠地レアレ・アレナでの一戦は開始6分でスコアが動き、アイヘン・ムニョスのダイレクトボレーがバウンドしたところをミケル・メリノが詰めて先制。その5分後には相手のバックパスに反応したミケル・オジャルサバルが2点目を決め、さらに21分にアンデル・バレネチェアが鋭い切り返しから鮮やかなシュートを突き刺してリードを3点に広げた。

 VAR検証によるゴールの取り消しやブライス・メンデスのPK失敗などがあったものの、アウェーチームの反撃を49分の1点に抑えたソシエダは、グループDで2位以内が確定したことで、2003-04シーズン以来となる決勝トーナメント進出を果たし、ホームのファンに歓喜をもたらした。

 久保建英は定位置の右ウィングとして先発出場を果たし、積極的かつ効果的なプレーでチャンスメイクに絡んで、チームの快勝に貢献。自身のSNSでも次ラウンド進出を喜んだ彼に対しては、現地メディアが様々な評価を下しており、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で、得点者3人とマルティン・スビメンディに次ぐチーム2番目タイの「2」を与え、1点目では「素晴らしいプレー」で関与したと綴っている。

 一方の『AS』紙も採点では同じく「2」としたものの、個別評価では「右サイドでプレーしたが、これまでの試合のような刺激には欠けた」と厳しい記述。対して、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保のプレーを「抑止不可能」と表現し、以下のように賛辞を贈った。

「相手守備側にとっては悪夢であり、典型的な『厄介な相手』だった。彼は頻繁にボールを受け、中央に切れ込む動きやバレネチェアに送ったような才能を感じさせるパスで、相手にとっての危険を生み出した。ボールを足に密着させたままでもスピードを落とさないでいられるのは、彼のユニークな特技である」

 続いて、ラジオ局『Cadena SER』は、「ベンフィカは試合開始から積極的で、主導権を握ろうとしたが、彼らにチャンスが訪れる前に、ラ・レアルのスムーズで効果的なプレーが展開されはじめ、中盤の3選手によるコントロールと、バレネチェアと久保による両サイドからの攻撃により、ソシエダは21分で試合を制した」と、この夜を総括している。 バスクの地元メディアでは、日刊紙『noticias de Gipuzkoa』が、この日本人選手に10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「8」を付与し、「いつものように天才的。今季最も印象的なのは、その安定感だ。彼は常に良いプレーを見せており、今回も右サイドで多くのダメージを相手に与えた。最初のゴールで起点となり、3点目にも関与したが、後半は疲れが見られた。この試合で、他の選手がインスパイアされており、久保はあまり注目されなかった」と、そのプレーを振り返った。
  そして、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、久保の「今日と前の試合(1-0で勝利)で異なるのは、前回はチャンスを創ってもゴールに繋がらなかった。しかし今日は、それぞれのチャンスがほぼゴールのようでした。この効果的なプレーが、我々を勝利に導いたと思います」とのコメントを紹介している。

 また個別評価においては、「日本人選手による素晴らしいプレー。彼はクオリティーの高い優雅なプレーとスピードを活かした攻撃を披露した。幾度かボールを失いはしたが、素晴らしいパフォーマンスだった」と絶賛し、採点は「7」とした。

 なお、ベンフィカの地元(ポルトガル・リスボン)メディアでは、日刊紙『A BOLA』が「久保のプレーは天才的で予測不可能であり、ソシエダの3点目の場面のように、ベンフィカは3人でも彼を止められなかった」と綴り、『Record』紙は31分から出場して久保と対峙したダビド・ユラセクが、28回、平均すると2分に1回の割合でボールロストしていたと報道。このチェコ代表は、「久保は良い選手だ。しかし、CLに出場するような選手は誰もが厳しい相手となる」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

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