NBAには全30チームが存在するなかで、唯一同じ都市の名前を冠しているのがロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズだ。

 リーグ内で歩んできた歴史は対照的とも言える両チームだが、カリフォルニア州オークランド出身で、2015〜17年にはクリッパーズでプレーした殿堂入り選手のポール・ピアースが、どちらがロサンゼルス(LA)の“盟主”かについて見解を述べている。

 1947年に創設されたレイカーズは、ボストン・セルティックスと並ぶNBA史上最多タイのリーグ優勝17回を誇り、これまでジェリー・ウエスト、マジック・ジョンソン、コビー・ブライアントらスーパースターを輩出するとともに、現在は“キング”ことレブロン・ジェームズが在籍している名門中の名門だ。

 対する1970年に創設されたクリッパーズは、バッファロー、サンディエゴを経て84年にロサンゼルスへ移転する。低迷期が続いた後、クリス・ポール(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が加入した2011−12シーズンからブレイク・グリフィンとのコンビでド派手なダンクが飛び交うスタイルは“ロブ・シティ”と呼ばれ、6年連続でプレーオフに進出。現在はカワイ・レナードとポール・ジョージのコンビを中心に、20−21シーズンにはフランチャイズ史上初のカンファレンス決勝進出を果たしている。
  これまでの実績には大きな差があるとはいえ、レイカーズとクリッパーズは1999年からステイプルズ・センター(現クリプトドットコム・アリーナ)を共同で使用していることも相まって、LAのライバル同士とも言われる。

 殿堂入り選手のケビン・ガーネットは、ポッドキャスト『Ticket and The Truth』で、セルティックスとブルックリン・ネッツで同僚だったピアースに、レイカーズとクリッパーズのどちらが「LAを支配しているのか」と質問。クリッパーズで2年間プレーした経験を持つピアースは、「バイアス(先入観)なしで」とリクエストされ、このように答えている。

「家に入って、KG(ガーネット)の写真が17枚も飾ってあったら、誰の家だと思う?  おそらくKGの家だろう。クリプトドットコム・アリーナに入って17枚の優勝バナーがあったら、それはLAレイカーズのホームだ。いくらジェームズ・ハーデンが移籍したからと言って、クリッパーズとはならない。LAレイカーズが一番、クリッパーズはまだその後続だ」

 クリッパーズはレナード&ジョージのほかに、昨季途中にラッセル・ウエストブルック、そして今季開幕直後にハーデンが加入。チームは“ビッグ4”体制でフランチャイズ史上初のリーグタイトルを手にし、LAでの存在感を高められるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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