F1第21戦のラスベガス・グランプリが開幕、11月17日にはフリー走行1、2回目(FP1、2)が実施された。

【動画】角田裕毅が3ポイント獲得! ブラジルGPスプリントレースハイライト 41年ぶりに帰ってきた世界最高峰レースは、新たなストリートサーキットで、しかも全セッションがナイターで行なわれるが、このレースウィークエンドはいきなりアクシデントに見舞われることに……。路上のマンホール(ハンドホール)の蓋が破損し、複数の車がフロアなどにダメージを受けたことで、FP1が開始8分で中断し、そのまま終了となってしまった。

 この修繕やチェックのため、FP2は2時間30分のディレイ。現地時間でなんと深夜2時30分の開始となり、無観客(1時30分までに観客は退去を求められた)の中で、通常より長い90分間のセッションが行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は41周を走行し、全体17番目となる1分37秒412のベストタイムを計測している。

 FP1では4周回でベストタイム1分45秒908(8番手)だった角田は、長い初日を終えた後、チームのプレスリリース等を通して、「ファンのことを思うと、FP1が再開されなかったのは残念ですが、安全が最優先です。FP2の開始までには時間がかかりましたが、最終的には90分間走行することができ、貴重なデータを収集することができました」と振り返り、さらに以下のように語った。

「コースの路面はかなり滑りやすいですが、特に縁石を使っての走行が可能で、アグレッシブにいけるので、コースレイアウト自体は楽しいです。これまでのところ、我々のパフォーマンスはあまり良くないですが、今日は多くのデータを集められたので、前進するためのポジティブなステップを踏むことができると確信しています」

「幾つかの問題(限界点)については、解決のためのアイデアをもっています。特に、ロングランで改善を試みてきた点については、すでに効果が出ている気がします。我々は協力して、パッケージから最大限のパフォーマンスを引き出すために最善を尽くします」
  フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、角田の「全体的にパフォーマンスが良くないようなので、明日、何を改善できるかを分析して、どのような進歩を遂げられるかを見ていかなければいけません」「Q2へ進むにも困難が伴うでしょうが、新しいコースであり、改善できる点は多くあります。明日、全てをまとめ上げる必要があります」とのコメントを紹介している。
  チームもSNSで「多くの周回を重ねて多くのデータと情報を集めることができた」と初日の成果を強調。一方、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルズは「ショートランでのペースが予想よりも低かったため、改善に取り組む必要がある。対してロングランでは、競争力を示すことができた」とAT04の傾向を明かし、タイヤ(特にソフト)のグレーニングの問題の他、「長いストレートがあるため、抵抗を最小限にするとともに、グリップが低いコーナーでは多くのダウンフォースが必要だ」と課題に言及した。

 イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は、「角田と(ダニエル・)リカルドの厳しいスタート」と題した記事で、「彼らはラスベガスの新サーキットを称賛したが、ストリップのストレートでまだ苦労しているようだ。ともに速いラップを刻めず、結果的にはランキングの最下位に留まった。しかし、アルファタウリは実質的に唯一のフリー走行セッションを最大限に活用し、予選の車のセッティングに向けて重要なデータを収集している」と、初日の苦戦ぶりを伝えるとともに、今後の巻き返しにも注目している。

構成●THE DIGEST編集部

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