稀代のスケーターが下した苦渋の決断は海外にも波紋を広げている。

 あまりに唐突な電撃報告に日本列島が衝撃を受けた。日付が変わった直後の11月18日午前0時6分、プロフィギュアスケーター・羽生結弦の公式X(旧ツイッター)が更新され、一般女性との結婚生活にピリオドを打ち、離婚したことを発表した。

 羽生は今年8月4日に結婚したことをSNSで突然公表し、日本中に驚きを与えた。また相手の素性を一切明かさず、これまで以上にフィギュアスケートに真摯に向き合っていく決意を誓った姿勢には、日本だけでなく中国をはじめ海外からも称賛が上がった。

 しかし、だ。結婚発表以降、羽生は様々な場面でプライバシーを脅かされる事態に直面していたことをXで明らかにした。誹謗中傷やストーカー行為など、本人だけでなく、その家族などが過熱報道に巻き込まれ、相手の女性は一歩も外に出られない状況が続いて悩んでいたことを吐露した。

 予想もしない異常事態に2度の五輪王者は「私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました。しかし、私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした」と心境を綴った。

 羽生は悩み抜いた末、「このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」と、ここまでの経緯を説明。最後に誹謗中傷や無許可の取材、迷惑行為などを控えるよう強く訴えた。
  異例な形で結婚生活に幕を下ろした人気スケーターの離婚発表は海外メディアにも衝撃を与え、その理由に動揺が広がっている。

 英字新聞として世界最多の発行部数を誇るインドの日刊紙『The Times of India』は「日本のフィギュアスケート界のレジェンド、ユヅル・ハニュウは、結婚報告からわずか数か月後に突然の離婚発表で世界を驚かせた」と報じ、その決断に驚きを隠せない。

 さらに同紙は「日本のメディアを通じて発表された声明の中で、ハニュウはさまざまな困難を理由に結婚生活に終止符を打つという決断を率直に語った」と記し、離婚理由の根源についても詳細に紹介している。

 やはり同メディアも過剰な報道について注目しており、「フィギュアスケート選手である彼は、一般人の妻だけでなく、その家族も巻き込んだ嫌がらせ、ストーカー行為、無許可の取材などの事件を詳述し、私生活に土足で入り込む日本メディアの痛ましい侵入を明らかにした。家庭内であってもプライバシーが容赦なく侵害されたため、ハニュウは妻と家族の健康のために難しい決断を迫られた」と説明。稀代のスケーターを追い詰めた日本メディアの異常行動を猛批判している。

 羽生の公表について、同メディアは持論を展開。「この発表は、メディアの容赦ない侵入が私生活に及ぼす損害についての考察を引き起こし、有名人や家族、その愛する人たちを巡る公の場での同情と共感の必要性を浮き彫りにした」と断じ、結婚発表から離婚に至るまで、メディアの行き過ぎた報道姿勢に疑問を呈している。

 国内外で大きな反響を与えた羽生の声明。報道被害も一因での電撃離婚の動揺は、まだ収まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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