ゴールデンステイト・ウォリアーズは今季、6連敗を喫するなどここまで7勝9敗と負け越している。苦しんでいる要因には、主力のドレイモンド・グリーンが乱闘騒ぎで5試合の出場停止処分を受けたことがあるのと同時に、クレイ・トンプソンの不振も大きく影響している。名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは、来年2月に34歳となるトンプトンの現状を厳しく批評している。

 2022年のリーグ王者であるウォリアーズは、開幕直後に5連勝、6連敗と浮き沈みの激しい序盤となっている。エースのステフィン・カリーはリーグ4位の平均30.4点、3ポイント成功率45.3%を記録しているが、それに次ぐのがトンプソンの平均14.4得点、アンドリュー・ウィギンズの平均12.0点と物足りない数字となっている。

 トンプソンはFG成功率40.3%、3ポイント成功率34.3%ともにキャリアワーストのペース、得点はルーキーイヤーに次いで低い数字だ。昨季69試合に出場して平均21.9点と完全復活を遂げたなかでスランプに苦しんでいる状況に、名物コメンテーターのA・スミスは『ESPN』の番組『First Take』で厳しく言及した。

「私はステフ・カリーが史上最高のシューターだと言ってきた。クレイ・トンプトンも歴代トップ5に入るシューターだと思う。それがクレイのシュート力への素直な感想だ。ただ、クレイの代わりの選手が必要な時期が来ている。彼はひどく衰えたように見える。もしクレイがエリートレベルでシュートを打てないのなら、もはやいる意味があるのか?
  チャンピオンシップへの期待について話しているんだ。クレイには常にチームに居場所がある。彼はリーダーだ。偉大な選手だし、将来的に殿堂入りするだろう。でも、今のクレイを見ていると、認めることはできない」

 キャリア通算での3ポイント成功率は歴代18位の41.5%と高水準だけに、今季の不振ぶりは顕著に見て取れる。

 元NBA選手のケンドリック・パーキンスは『ESPN』の番組『NBA Today』で、「クレイ・トンプソンのようなバスケットボール史上最高のシューターの1人がスランプに陥っているのを見ると、単にバスケットボールをシュートするだけじゃないんだ。彼は今、メンタル的にそういう状態にない。そして、彼を責めることはできない」と語り、トンプソンがバスケットボールだけに集中できる環境にないと指摘している。

 トンプソンは“スプラッシュ・ブラザーズ”の一員として、カリーをサポートすべく、本来のパフォーマンスを取り戻せるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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