今季のミネソタ・ティンバーウルブズは、ここまで11勝3敗(勝率78.6%)でウエスタン・カンファレンス1位。昨季王者のデンバー・ナゲッツやファイナリストのマイアミ・ヒート、強豪ボストン・セルティックスを下すなど、ホームではいまだ無敗(7勝0敗)で、結成2年目のルディ・ゴベアとカール・アンソニー・タウンズのツインタワーを中心に、ディフェンシブ・レーティング106.2はリーグトップ、平均失点は2位タイの105.3点と守備力の高さが光る。

 そんな好調なチームをオフェンス面で牽引しているのが2020年ドラフトで1位指名を受けたアンソニー・エドワーズだ。今年のワールドカップではアメリカ代表でチームトップの平均18.9点を奪ったスコアラーは、開幕から全14試合に出場し、いずれも自己最多となる平均26.1点、5.9リバウンド、5.1アシスト、フィールドゴール成功率46.7%、3ポイント成功率38.9%、フリースロー成功率84.7%をマークしている。

 当たり負けしないフィジカルと身体能力、スピードを武器にプロ入りから順調に成長を続けている元ドラ1だが、本人はNBAとNFL(アメフト)の両方でプレーする初のアスリートになれると自信を持っているという。

 先日、エドワーズは自身のトーク番組『Open Thoughts』でコメディアンのマルコ・サマーズと対談。その際にサマーズからまだアメフトをプレーできるのか、そして両リーグでプレーした選手が過去にいたのかを尋ねられた。
  エドワーズはこの質問に対して「僕が最初の1人になると思う」と自信満々に返答。193㎝・102㎏のスウィングマンは幼少期にバスケットボールだけでなくアメフトでも実力を発揮し、主にランニングバックやクォーターバック、コーナーバックを務め、10歳の頃には、国内で最高クラスのランニングバックとして有名な存在となっていた。

 もっとも、現在のエドワーズにとってはバスケットボールのキャリアが優先事項であり、「NBAで自分のビジネスを処理しなければならない」とし、「チームとしてミネソタでチャンピオンシップを勝ち取りたい。その後、それについて考えることになるだろうね」と語った。

 高校時代にクォーターバックとして名を馳せ、バージニア州の最優秀選手に選ばれたアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ワシントン大にアメフトの奨学生として入学したネイト・ロビンソン(元ニューヨーク・ニックスほか)、高校でワイドレシーバーを務め、カレッジからリクルートされた経験を持つレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)など、学生時代に“二刀流”で活躍していた選手は少なくない。

 レブロンはプロ入り後の2011年NBAロックアウト時にはNFLへの道を真剣に模索し、ダラス・カウボーイズから契約オファーを受けていたが、現在までNBAとNFLの両リーグでプレーした選手は出ていない。

 エドワーズはまだ22歳。高い身体能力や瞬発力、フィジカルを考えれば、NFLでも活躍できるポテンシャルは十分ありそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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