2008年以来、16年ぶり18回目のNBA優勝を狙う今季のボストン・セルティックスは、11月22日(日本時間23日)にホームでミルウォーキー・バックスと対戦し、119−116で勝利を収めた。

 セルティックスはジェイレン・ブラウンが26得点、8アシスト、ジェイソン・テイタムが23得点、11リバウンド、4アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点、6リバウンドとビッグ3がいずれも20点以上と躍動した

 昨季のセルティックスは5選手が平均2桁得点をあげていたが、平均15点超えはテイタム(30.1点)とブラウン(26.6点)の2人だけだった。だが今季はポルジンギス(19.0点)が加わり、相手ディフェンスの的が絞りづらくなり、さらにデリック・ホワイトとドリュー・ホリデーも含めた5選手が平均2桁得点を残している。

 この5人にベテランのアル・ホーフォードも加えた“先発級の6選手”を中心に、ここまでオフェンシブ・レーティングで117.6(リーグ6位)、ディフェンシブ・レーティングで107.5(同2位)と攻守がバランス良く噛み合い、ネット・レーティングでリーグベストの+10.2を誇っている。
  そうしたなか、今季からセルティックスへ加入したビッグマンのポルジンギスは、ブラウンとのプレーを楽しんでおり、バックス戦後に次のように語っていた。

「彼が僕のゲームを簡単にしてくれるんだ。僕は彼の動きを読んでいるだけ。ハンドオフをしたがっていれば彼に渡して僕はロールし始める。彼は本当に爆発的で、バックカットもクイックなんだ。僕にとっては彼のような選手と一緒にプレーするのはごく自然なことなのさ」

 また、優勝候補同士のマッチアップだったこともあって、ポルジンギスは1万9156人で満員となった会場の雰囲気も気に入っていた。

「最高だと思ったね。もちろん、ファンとこの建物にいるみんながこの一戦を第1シードと第2シードによる対戦だとわかっていた。だから普段よりも燃料が増していたし、雰囲気にも表れていた。そこにはエナジーがあったんだ。僕らはハードにプレーし、相手も終盤にかけて追い上げてきたけど、僕らが持ちこたえたんだ」

 28歳のビッグマンの真の評価が問われるのはプレーオフだが、ここまではスムースにセルティックスにフィットし、期待通りの活躍を見せていると言っていいだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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