今夏を賑わせたデイミアン・リラードのトレード騒動。最終的に現地時間9月27日(日本時間28日)、ポートランド・トレイルブレイザーズからミルウォーキー・バックスへ移籍する形で終幕したが、当初はマイアミ・ヒート行きが有力視されていた。

 リラード自身、どのチームへ放出されるのか気が気でなかったはずだが、彼のトレードに巻き込まれ、アセットとして予想されたタイラー・ヒーローら交換選手たちの方が、心中穏やかでなかったのは間違いない。今年6月のドラフトでヒートが1巡目18位で指名したルーキー、ハイメ・ハケスJr.もその1人だ。

 11月26日に米メディア『HoopsHype』に公開されたインタビューの中で「ルーキーイヤーを迎えるにあたり、デイミアン・リラードとのトレードの噂に何か月も悩まされたけど、それにどう対処した?」と問われた22歳は、こう答えている。
 「『NBAにようこそ。これは君が対処しなければならないことのひとつだ。最初のオフシーズン、トレードの噂。リーグへようこそ。それが君の仕事だ』ってね。僕は集中しようとした。マイアミではプロフェッショナルでいたんだ。僕は今、ここにいるから、それに集中した。今この瞬間を大切にしたんだ。なるようになる。ポジティブな面を見て、楽しむのさ」

 デビュー前から“NBAの洗礼”を、それもコート上ではなくオフコートで浴びたハケスJr.。しかしそうした不安定な状況を乗り越えて迎えたルーキーイヤー、ここまでチームで唯一全17試合に出場(うち4戦で先発)し、平均25.8分のプレータイムで11.2点(フィールドゴール成功率50.7%、3ポイント成功率40.0%、フリースロー成功率82.4%)、3.8リバウンド、2.4アシスト、1.1スティールと、上々の数字をマークしている。

 今やハケスJr.は、ヒートの重要なピースとなっている。願わくばこのままマイアミでプレーを続け、「あの時トレードしなくてよかった」と思わせるような選手に成長していってほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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