現地時間11月29日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節、レアル・ソシエダはレッドブル・ザルツブルクとスコアレスドローに終わった。久保建英は終盤から交代出場して右サイドから幾度か見せ場を創ってみせた。

 前節で次ラウンド突破を決めていたこともあってか、3日前のラ・リーガ(セビージャ戦)でも84分間プレーしていた久保はベンチスタートとなり、74分にモハメド=アリ・ショに代わってピッチに登場すると、短い時間の中で積極的な仕掛けでのチャンスメイク、惜しくもセーブされたFK、終了間際の右からのシュートなどのプレーを披露している。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、前述のFKについて「久保のシュートが壁を越え、ザルツブルクのGKが宙を舞った」と伝え、日本人選手がゴール左隅を狙った一撃に対しては「素晴らしいシュートだった」、GKアレクサンダー・シュラガーの横っ飛びセーブには「見事なプレー」と、それぞれに賛辞を贈った。

 一方の『AS』紙は、「ラ・レアルは、アンデル・バレネチェア、そして何よりも久保の途中出場によって攻撃力が向上した。日本人選手はアディショナルタイムのFKからゴールを決めそうになったが、オーストリアのGKが驚異的なセーブを見せ、素晴らしい得点を阻止した」と記述。3点満点の採点ではチーム最高タイ(両チームでは2番目タイ)の「2」を久保に与え、個別評価では「交代出場で登場し、サイドを駆け抜ける幾つかの優れたプレーを披露。彼のFKで、ほぼソシエダが勝利するところだった」と綴っている。
  バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「久保はその存在感で全てを変えた。FKでは大きくゴールに近づいた」と評し、『SPORT』紙は「久保、バレネチェア、ウマル・サディクは、試合の最後の数分で成功を求め、驚くべきスピードの変化をもたらした。久保はたった15分しかピッチにいなかったが、チーム全体がほとんどチャンスを作れなかった残りの時間よりも、より多くの危険を相手に与えた」と、彼の影響力の大きさを強調した。

 日刊紙『El Pais』は、ライブ実況の記事において「久保がピッチに立ってからは、試合が一変」「久保は足技には凄い才能がある!」「ラ・レアルは最後の10分間で攻撃の嵐を巻き起こした。チームの攻撃に最も刺激を与えたのは、サディク、バレネチェア、特に久保だった」と、たびたび交代出場の選手に賛辞を贈っている。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、「久保はピッチに登場してから、攻撃の大きな切り札となった。彼は積極的なプレーで全力を尽くし、何も恐れることはなかった。しかし、そのクロスは正確性が欠け、素晴らしいFKは相手GKによって阻止され、最後にもう1本シュートを放った」と日本人選手のプレーを、賛辞をまじえて総括した。

 最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、「久保がピッチに入ると、右サイドの攻撃が勢いを得た。彼はラ・レアルの攻撃にスピードを加え、(相手にとっては)奇跡的にゴールにならなかったFKを放った」とポジティブに評し、極めて短い出場時間ではあったものの、採点は及第点の「6」を付与している。

構成●THE DIGEST編集部

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