NBAのレジェンドであるコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)は2020年1月、ヘリコプター墜落事故に巻き込まれ、41歳の若さで命を落とした。同じく高校卒業後にNBA入りし、幾度となくしのぎを削った殿堂入り選手のケビン・ガーネット(元ボストン・セルティックスほか)は、「毎日恋しい」と盟友に思いを馳せている。

 アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、レイ・アレン(元ミルウォーキー・バックスほか)、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)らと同じ1996年のドラフトでNBA入りしたコビーは、20年間をレイカーズ一筋でプレー。リーグ優勝5回、ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、得点王2回、オールNBA1stチーム11回、オールディフェンシブ1stチーム9回、歴代4位の通算3万3643点、NBA75周年記念チーム選出など、功績を挙げれば枚挙にいとまがない。

 神様マイケル・ジョーダンの後継者として長年バスケットボール界を牽引し、「常に最高の自分になろうと努力を続けること」を追求するマインドは愛称の“ブラックマンバ”から“マンバ・メンタリティ”と呼ばれ、多くの現役選手に受け継がれている。
  そのコビーよりも1年早くプロ入りしたガーネットは、2008年と2010年にセルティックスの一員としてレイカーズとNBAファイナルで激突。先日、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスのポッドキャスト『The Stephen A. Smith Show』に出演した際には、「コビーは真の友人だった。フィリー(フィラデルフィア)で会った時、彼はリーダーでチャンピオンのハートを持っていた」と改めて盟友への想いを明かした。

「多くの人は彼がリーグ入りした当初、セルフッシュなプレーヤーとして見ていた。数年を経て、人々はこの男が真に偉大だと気づき、それをも超越する存在となった。マンバ・メンタリティと呼ばれる独自の道を築き上げたわけだからね。彼はコートに立つことの意味を知っていた。そんな彼が大好きだった。毎日コビーが恋しいよ。空を見上げると、まだ彼が生きているようだ。いつか息子ができたら、息子(の名前)をコビーに捧げるよ」

 同じ境遇で、しのぎを削り合ったからこそ、コビーの実力や人間性をリスペクトしてきたガーネット。彼には前妻との間に15歳と10歳の2人の娘がいるが、盟友へ「息子を捧げる」日は来るだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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