2024年のF1開幕に向け、各チームが準備を進める中、各国メディアは新シーズンを展望し、それぞれのチームやドライバーに対しての見どころを挙げている。

 F1公式サイト『F1.com』もこれに漏れず、「2024年シーズンに向けて準備中のF1で期待できる5つのこと」と題したプレビュー記事を上げており、絶対王者レッドブルにマクラーレン、メルセデス、フェラーリといったライバルが追いついて「先頭争いが拮抗したものになるか?」、過去最多となるシーズン24戦(+スプリント6戦)という「記録破りのカレンダー」、年間順位に応じた空力テストの制限などによって「チーム間の縮小化はなるか?」、コース内外での「エンターテインメントの充実化」を選定した。

【画像】2023年シーズンのF1各チームのマシンを一挙紹介! そしてもうひとつには、「2025年に向けてのドライバー市場」を挙げ、いわゆる「愚かなシーズン(ストーブリーグ)」が活性化するだろうと予想。それは、多くのドライバーが今季でチームとの契約が満了を迎えるためであり、なかでも最も注目されるのはレッドブルのセルジオ・ペレスの去就である。同メディアはクリスチャン・ホーナー代表の「(ペレスが)その座を守るためには、予選で大幅に成績を上げる必要がある」とのコメントを紹介している。

 また、これに付随して「このメキシコ人ドライバーの2023年の苦闘が新シーズンにも引き継がれれば、レッドブルに戻ることが夢であると明言している、昨季途中で復帰したダニエル・リカルドにも道が拓かれる可能性があり、またアルファタウリでオーストラリア勢(リアム・ローソンも含む)が躍進した中で角田裕毅も力を発揮しており、この昇格争いに加わるかもしれない」と、姉妹チームへの影響にも言及した。

 アルファタウリの新シーズンについては、長く続いたフランツ・トスト体制が終焉を迎えてローラン・メキーズとピーター・バイエルによって舵取りがなされる中で、よりレッドブルとの連係が強化される他、昨季終盤のアップデートが奏功して大量ポイント獲得で、それまでの最下位から7位まであと一歩の8位にチャンピオンシップランキングを上げたことが評価されていることもあり、ポジティブな展望が少なからず聞かれるが、オランダのF1専門サイト『RN365』も同様の見解を示している。

「トスト代表が指揮を執っている間の目標はチャンピオンシップ5位だったが、トロロッソ最終シーズンの2019年の6位が最高だった。新たなチームリーダーのメキーズとバイエルは、シニアチームの部品を積極的に取り入れ、“無料”で車の性能を上げることに努めており、このことが他のチームを懸念させている」

「2024年にいかなる名称となるか現時点で不明のアルファタウリは、2023年を終盤の強力な勢いで終了しており、幾つかのチームを心配させている。リカルドと角田は、経験と速さの良い組み合わせであり、もし2023年と同じような進化を遂げれば、元ミナルディチームにとって、5位が現実的な選択肢になるだろう」

 一昨季以降は苦しい戦いが続いているこのイタリア籍チームだが、今季は悪い流れを変えてグランプリの主役のひとつとなれるかが注目される。また、その中で角田がいかなる役割を担うかも興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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