サザンカリフォルニア大の1年生、ブロニー・ジェームズは、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズの息子として知られる。元NBA選手のギルバート・アリナスは、今年のドラフトで指名が期待されるブロニーの、ポテンシャルの高さに太鼓判を押している。

 NBAのスーパースターを父に持つことで、高校時代から大きな注目を集めていたブロニー。193㎝・95㎏とレブロンよりも小柄のコンボガードながら抜群の身体能力を誇り、ドライブを中心に攻撃を組み立てる。滞空力のあるダンクやプルアップ・ジャンパーもお手の物で、ディフェンスの評価も高い。

 現在19歳のブロニーは2023年に『ESPN』のモックドラフトで全体10位評価を受けるなど将来を嘱望されていたが、昨年7月の練習中に倒れ、心疾患と診断された。11月30日(日本時間12月1日)に医師から活動再開の許可が下り、12月10日のカリフォルニア州大ロングビーチ校戦でNCAAデビューを飾った。

 今季のNCAAでは11試合、平均19.5分の出場で5.9点、2.6リバウンド、2.2アシスト、FG成功率38.1%、3ポイント成功率25.0%を記録。特筆すべき数字を残しているわけではないが、1月13日のコロラド大戦で初スタメンに起用されると、17日のアリゾナ大戦、20日のアリゾナ州大と3試合連続で先発メンバーに名を連ね、プレータイムも徐々に伸びている。
  アリナスは自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「彼はより運動能力が高いドリュー・ホリデーだ」とブロニーの能力を評価し、比較対象にNBAで平均16.3点、6.4アシスト、1.5スティール、リーグ優勝1回、オールディフェンシブ1stチーム選出3回、同2ndチーム選出2回を誇るホリデー(ボストン・セルティックス/193㎝・93㎏)の名前を挙げた。

「(ブロニーは)正しいプレーをするだけで、まだ本当の姿はみんな知らない。(世界一高い車と言われる)ブガッティのエンジンを持っているけど、制限速度は守りたいタイプなんだ。違反切符は切られたくない。それが今の彼の身体の使い方だ。得点できるけど、チームバスケットをしている。もし彼が本気で40点を取りに来たら、同じポジションで止められる選手はいない」

 アリナスは昨年3月にも、『Fox Sports Radio』のポッドキャスト番組『DAN PATRICK SHOW』に出演した際、ブロニーに関して「彼はすごくスマートだ。欠点は、コーチにとってはプラスだけど、アンセルフィッシュで自ら40得点を取ろうとするタイプではない。あのサイズがあれば平均19得点、7リバウンド、7アシストを記録できる選手になれる。ドリュー・ホリデーのようなロックダウン・ディフェンダーで、必要な時にビッグプレーをし、完璧なセカンドオプションになるだろう」と攻守の万能ぶりに一目置いていた。

 健康面の不安が解消された今、ブロニーの評価は右肩上がりとなりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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