高いバスケットボールIQを活かしたゲームメークやディフェンスを武器に、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンらとともにゴールデンステイト・ウォリアーズを4度の優勝に導いたドレイモンド・グリーン。リーグ屈指の実力者であることは間違いないが、その一方で、今季はルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)へのヘッドロックや、ユスフ・ヌルキッチ(フェニックス・サンズ)への顔面殴打などラフプレーが目立ち、今や“トラブルメーカー”の印象の方が強くなってしまっている。

 そんな彼が、NBA史上最も恐れられた1980年代後半のデトロイト・ピストンズ、通称“バッドボーイズ”に在籍していたらどうなっていたのか?当時のメンバーの1人だったジョン・サリーは、『VLAD TV』のインタビューのなかで完璧にフィットしただろうと予想した。

「ぴったり合うよ。でも問題は、誰がプレーするかでもっと多くの争いがあっただろうということだ。マーク・アグワイアは彼にミニッツを与えようとしない。デニス・ロッドマンもな。だがメンタリティはそう、完璧さ」
  1980年代後半の“バッドボーイズ”ピストンズは、アイザイア・トーマス、ジョー・デュマース、ビル・レインビア、ロッドマン、アグワイア、リック・マホーンらを擁し、ハードファウル上等の激しいフィジカルディフェンスを仕掛けた荒くれ集団。しかしただラフなだけではなく実力も折り紙つきで、1989、90年と連覇を達成している。

 そんなチームに、前述したように高いバスケIQや好守、そして激しい闘争心を秘めたグリーンはぴったりフィットしそうだ。しかしその一方、グリーンも含めた個性派軍団はサリーが話したように、プレータイムを争って他のチームメイトと揉め事を起こしかねないだろう。

 それでも——。優等生だらけになった現代NBAでは絶滅危惧種となった“問題児”グリーンと“バッドボーイズ”ピストンズの組み合わせは、想像するだけで面白そうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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