現在は日本代表の一員としてアジアカップに集中している久保建英だが、移籍市場ではレアル・ソシエダの注目の銘柄としてしばしばその名が登場するなど、存在感を示しているようだ。

 リバプールのクラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、「ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任発表により、クラブはあらゆる面で新時代を迎える時期に入ろうとしている」として、その動きの中で、現エースであり、来季は契約最終年となるモハメド・サラーがリバプールを去る決断を下す可能性を示唆し、そうなれば「大きな打撃を受ける」チームが後釜として久保に関心を寄せていると伝えた。

「クロップ監督はチームを去る前に、サラーの潜在的な後任として久保に目をつけており、リバプールも現在、今夏に向けてソシエダのスターを最優先のターゲットに据えている。久保は、サラーに最も『似ている』と見なされており、サウジ・プロリーグから再び強い関心を受けるであろうエジプト代表の代わりとして考えられている」
  これに対し、スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「100%保証されているわけではないが、予期せぬ出来事や急激な展開がない限り、ラ・レアルの陣容は今のまま、少なくとも来シーズン開幕まで変わらないだろう」と、久保や彼同様に去就に関して様々な憶測が流れているマルティン・スビメンディの今冬と今夏の移籍を否定している。

「最近では、セリエAのユベントス、プレミアリーグのリバプールやマンチェスター・ユナイテッド、そしてサウジアラビアのアル・ナスルが久保の獲得に興味を示している。しかし、日本人選手はこの冬も、また夏もソシエダに残りたいと望んでいる」 このように、久保自身に所属クラブを変える意向は全くないと断言した同メディアだが、一方で「ソシエダとの契約解除金が6000万ユーロ(約97億円)ということで、久保はビッグクラブにとっては獲得のチャンスがある選手だ」とも綴っており、サッカー専門サイト『FICHAJES.NET』も、「ソシエダは今のところ、この『宝石』を王冠に保つことに成功しているが、才能あるサッカー選手を引き留めるというミッションは、今後も彼らにとって難題であり続けるだろう」と指摘した。

 一昨季までの久保の所属クラブで、ソシエダに売却はしたものの、今なお50%の保有権を所持しているレアル・マドリーのクラブ専門サイト『Defensa Central』も、「タケ・クボはこの冬の移籍市場ではもちろん、夏もラ・レアルを離れることを拒否したようだ」と、昨年12月29日の時点でこの意思表明がなされていたことを伝えている。

 ただ続けて、「メレンゲクラブ(マドリー)も彼の動向を追っており、この日本人の現在の素晴らしいパフォーマンスには驚いている。タケ・クボはビッグクラブでも重要な役割を果たせるだけのポテンシャルを秘めている」とソシエダで飛躍を遂げている22歳を称賛し、「マドリーは彼が他クラブに移れば、移籍金の50%を受け取れるだけでなく、彼をより安い価格で買い戻すことも可能だ」と、マドリーもまた久保への関心を失っていないことを強調した。
 「現時点では、シーズン終了まで待つことになる。久保と似たプロフィールの選手が複数いるため、今後の移籍市場の動きが、彼に対するアプローチにも影響を与える可能性がある」と、同メディアは再獲得に乗り出すかもしれないとして記事を締めている。

 ソシエダで活躍して自身の価値を上げれば上げるほど、このバスクのクラブでの快適度は増していき、愛着も増していく一方で、ビッグクラブからの獲得(札束)攻勢は激しくなっていくこととなるが、この先、久保がソシエダ以外のクラブに関心を抱くようになるのはいつのことだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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