男子テニスツアー「南フランス・オープン・モンペリエ」(1月29日〜2月4日/フランス・モンペリエ/インドアハードコート/ATP250)は、現地4日にシングルス決勝を実施。第2シードのアレクサンダー・バブリク(カザフスタン/世界ランク27位)が第4シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア/同37位)を5-7、6-2、6-3の逆転で下し、ツアー4勝目を飾った。

 今大会初戦(2回戦)で3本のマッチポイントを凌いで実力者のデニス・シャポバロフ(カナダ/元10位/現137位)に勝利したバブリクは、勢いそのままにアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン/59位)とフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/元6位/現30位)のシード勢2人を撃破して決勝へ進出。

 決勝でも1セットダウンから見事な逆転劇を見せて2年ぶり2度目のモンペリエ優勝を手にした。さらに、全試合で第1セットを落としながら逆転で優勝を果たしたのは、ATPツアー史上初の快挙となった。

 立ち上がりからバブリクは、元世界12位のチョリッチを相手にいきなり3ゲームを連取するなど、理想的な展開で試合を進めていく。しかし第7ゲームで痛恨のブレークバックを許すと、以降は相手に主導権を握られてしまう。第11ゲームでは2度目のサービスダウンを喫し、そのまま第1セットを落とした。

 それでも第2セットに入るとバブリクが反撃の糸口をつかむ。セカンドサービスではポイントを落とす場面が目立った一方、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率は驚異の100パーセントをマーク。随所に得意のドロップショットも織り交ぜてチョリッチを大きく揺さぶり、2度のブレークを取得して1セットオールに持ち込んだ。
  勝負のファイナルセットでは、第1セット同様に第1ゲームから立て続けに3ゲームを奪ったバブリク。計4本ものブレークポイントをセーブして何とかリードを守り切り、2時間18分の接戦をものにした。

 試合後のオンコートインタビューでは今大会を振り返りつつ、以下のようにファンへの感謝と喜びの言葉を口にした。

「初戦では負ける寸前までいったのに、今日僕は(再び)タイトルを手にした。1週間僕を応援してくれたファンのみんなに感謝している。この大会には素晴らしいチャンピオンたちがいることを知っているが、2022年大会で優勝した僕もその中に加わっている。おそらく今日みたいなプレーを続けられれば、より多くの僕の写真がここ(モンペリエ)に残ることになるだろうから、今日の結果は本当にうれしい」

 なお優勝したバブリクは、大会後に更新される世界ランキングでキャリアハイの23位に浮上することが確定。自身初のトップ20入りも目前に迫ってきた。

文●中村光佑

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