2月4日(日本時間5日)、ボストン・セルティックスがホームのTDガーデンでメンフィス・グリズリーズに131−91と快勝。今季成績を38勝12敗(勝率76.0%)とし、リーグベストの戦績を堅持した。

 セルティックスはエースのジェイソン・テイタムがゲームハイの34得点に8リバウンド、7アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが26得点、8リバウンド、2ブロック、デリック・ホワイトが15得点、アル・ホーフォードが11得点、5リバウンド、2スティールを残すなど盤石の戦いを見せた。

 一方、故障者の続出で厳しい戦いを強いられているグリズリーズは2WAY契約のスコッティ・ピッペンJr.が19得点、6リバウンド、4アシスト、新人のGG・ジャクソン二世が18得点、7リバウンド、2スティールを記録した。

 この日はグリズリーズのマーカス・スマートにとって初のボストン凱旋。本人は右手薬指のケガのためコートに立つことはできなかったが、NBA入りから昨季まで9シーズンプレーしたコンボガードへ、セルティックスは第2クォーター途中に約1分半にも及ぶトリビュートビデオを流し、ファンはスタンディングオベーションで迎えた。

 スマートはセルティックスに在籍したすべての年でプレーオフへ出場。2022年にはファイナルの舞台にも立っており、チームの“ハート&ソウル”として攻守で奮闘してきた。
 「今日、彼と会えて良かったよ。彼とここで過ごした時間はすごく特別なものだった。2016年に僕がここへやって来た理由のひとつは、アイザイア・トーマスとマーカス・スマートがいたからだったんだ」とホーフォードが振り返れば、テイタムは次のように語った。

「マーカス・スマートはファンから愛されていた。それは誰もが知っていること。彼のプレースタイルが気に入られていたんだ。彼は溢れんばかりの感情をストレートに表していた。僕らにはスマートのファンがいて、そのことに感謝していた。会えて本当にクールだったよ。特別なものだったから、彼が泣かなかったことには驚いたけどね」

 強豪セルティックスを離れ、今季は低迷するグリズリーズでプレーしているものの、スマートのハードワーカーぶりは変わらない。ケガから復帰すれば、再びエネルギッシュなプレーを見せてくれるだろう。

「ここ(TDガーデン)、そしてこの街でプレーするに勝ることなんてない。ここのファン全員が俺を成長させてくれた。自分にとってボストンは第2のホームなんだ」

 試合前の会見でスマートが口にした言葉は、ボストンの街、セルティックスという球団、そしてチームを支えるファンへの思いを端的ながら適切に表現していたと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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