渡邊雄太がシーズン半ばにしてフェニックスを去ることとなった。

 現地時間2月8日(日本時間9日午前5時)、NBAはトレード・デッドラインを迎え、多くのチームが選手の入れ替えを断行。そのなかで今季の優勝を目指すフェニックス・サンズは、ブルックリン・ネッツ、メンフィス・グリズリーズとの3チーム間トレードに合意し、渡邊がサンズの放出要員の1人となることが明らかとなった。

 現地メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、サンズは渡邊を含む4選手(ケイタ・ベイツ・ジョップ、ジョーダン・グッドウィン、チメジー・メトゥ)とドラフト指名権を差し出し、ネッツからロイス・オニール、グリズリーズからデイビッド・ロディーを獲得。他の3選手の行き先は明かされていないが、「メンフィスがワタナベを獲得する見込み」だと報じられた。
  渡邊にとってグリズリーズは2018年にNBAキャリアをスタートさせたチーム。当時は下部組織のGリーグと併用の2WAY契約で、2シーズンの在籍で出場33試合、平均8.5分、2.3点を記録している。

 SNSでトレードが明るみになった直後、渡邊は自身のXを更新。「これだから人生って楽しい(泣き笑いの絵文字)」と、NBA6年目での“初トレード”に率直な想いを綴っている。

 ネッツでの活躍を経て、昨夏のFA交渉解禁初日にサンズと契約して迎えた今季。開幕当初はローテーション選手として20分前後の出場時間を与えられていたが、12月中旬以降は出番が激減。出場29試合で平均3.6点、得意の3ポイントは今年に入ってわずか1本の成功にとどまっていた。

 30勝21敗でウエスタン・カンファレンス5位のサンズに対し、グリズリーズはエースのジャ・モラントがケガで残り試合全休となり、現在18勝33敗で同13位。故障者続出の状況で、古巣復帰の渡邊としては再び実力を証明するシーズン後半戦になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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