ゴールデンステイト・ウォリアーズは現在、27勝26敗でウエスタン・カンファレンス10位。現地2月5日(日本時間6日)のブルックリン・ネッツ戦から今季3度目の5連勝を飾ったが、波の激しいシーズンを送っている。元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、エースであるステフィン・カリー頼みのチーム状況に苦言を呈している。

 ウォリアーズは今季、大黒柱のカリーがここまで50試合に出場して平均28.0点、3ポイント成功率42.1%とほぼフル稼働している。一方で、“第2の男”であるクレイ・トンプソンは序盤戦のスランプもあって平均17.3点、自己ワーストペースのフィールドゴール成功率41.5%と3ポイント成功率36.8%に低迷。

 ドレイモンド・グリーンは昨年12月に乱闘騒動を起こしてリーグから無期限の出場停止処分(最終的に12試合)を受けた。そのほかのメンバーも、ジョナサン・クミンガこそ自己ベストの平均15.5点と奮闘するが、アンドリュー・ウィギンズは12.5点、戦列を離れているクリス・ポールは8.9点とパンチ力に欠ける出来となっている。

 プレーイン・トーナメント進出の当落線上をさまようウォリアーズに関して、新人時代から2年間在籍した経験を持つアリナスが、自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で次のように語った。
 「ステフはシーズンを通してあのレベルでプレーしてきた。年が変わって調子を上げていて、2月は月間平均30得点を超えている。ただ、今いいプレーを見せていても(ウエストの)10位にいるという事実が彼らの限界がどこにあるかを物語っている。ステフが今季いいパフォーマンスを見せていないかのようになっているが、ほかの選手がクソなんだ。ほかの14人が問題なんだ」

 トンプソンは今季、契約最終年を迎えている。現在34歳、左ヒザ前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂の大ケガを乗り越えて復活したとはいえ、リーグトップクラスの3&Dだったかつての輝きは失われつつある。アリナスは、トンプトン自身もチームにもたらす影響力が落ちていることを自覚していると見解を述べる。

「クレイはチームに残るために、重要性の役割が落ちることを受け入れる準備ができていた。現実が見えてきたんだろう。もし彼が思い描いていたような活躍をしていたら、4年総額1億ドル(約150億円)を要求していただろうからね」

 ミネソタ・ティンバーウルブズやオクラホマシティ・サンダーといった若手中心のチームが上位を走り、スーパースターを擁するロサンゼルス・クリッパーズやデンバー・ナゲッツ、フェニックス・サンズがそれに続く現在のウエスタン・カンファレンス。ウォリアーズは3月に36歳を迎えるカリーがピークの力を保っているうちに、再び王座に返り咲けるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部