NCAA(全米大学体育協会)での戦いを終えた富永啓生に、最後の花道の舞台が用意された。

 現地時間3月30日、ネブラスカ大学は現在行なわれているNCAAトーナメント期間中に開催される3ポイントコンテストに、富永が招待されたことを発表した。

 NCAAでは毎年、ファイナル4(準決勝&決勝)の期間中にカレッジの選手によるスラムダンクと3ポイントのコンテストを開催しており今年で35回目。全米から8選手が選ばれる3ポイントの方では過去、ゲイリー・ペイトン(オレゴン州大/1990年)やスティーブ・ナッシュ(サンタクララ大/1996年)、ジェイソン・テリー(アリゾナ大/1999年)、カイル・コーバー(クレイトン大/2003年)といった、のちのNBAレジェンドも出場している。

 富永は今季、32試合に出場してチームトップの平均15.1点を記録。代名詞の3ポイントは202本を放って76本を成功、成功率37.6%をマークしている。また、大学3年間では476本の試投でネブラスカ大史上7位の178本を沈めている(成功率37.4%)。
  大学として10年ぶり、個人としては3年目で初めて出場したNCAAトーナメントではテキサスA&M大に83−98で敗れ1回戦敗退となったが、富永は11本中5本の3ポイントを含む21得点をあげて持ち味を発揮していた。『ESPN』で全米中継されるコンテストの舞台に招待されたことは、“和製カリー”が本場アメリカでも十分に認知されていることの証だろう。

 なお、コンテスト出場を明かしたネブラスカ大公式Xでは、富永の練習風景が一緒に投稿されている。元NBAのシューターで、1995年には同コンテストに出場した経歴を持つフレッド・ホイバーグHC(ヘッドコーチ)の華麗なシューティングに続き、5箇所から5本ずつ3ポイントを放った富永は、なんと6本目にミスしたのを最後に19本連続ヒットという離れ技を披露。本番に向けて抜群の仕上がりを見せてネット上をざわつかせた。

 コンテストはNCAAトーナメント準決勝2日前の現地4月4日(日本時間5日)、フェニックスのグランド・キャニオン大で開催される。

構成●ダンクシュート編集部

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